海外旅行

【ウズベキスタン】素人が教えるウズベキスタンの鉄道チケットの買い方

2020年11月4日

 こんにちは、ぷんたろうです。だいぶ間を空けてしまいましたが、仕事の忙しい時期もひと段落し、久々に新しい記事を書くゆとりがあるので書いていきます。

 今回は、ウズベキスタンの鉄道チケットの買い方について解説していきます。在住者でもなんでもない、1回旅行しただけのウズベキスタン素人が素人目線で書きますので、至らない部分もあるかもしれませんが、将来ウズベキスタン旅行を考えている方の参考になればいいなと思います。

(※2020年2月ごろの情報です。)(2023年2月追記部分あり!)

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ネットでは買えなかった2023年2月にはネットでも買えるようになっていた

 インターネットで購入できるなら、日本を出発する前に購入してしまいたいと考える方が多いと思いますが、残念ながら買えませんでした。正確に言えば、「インターネットでも購入できることはできる、ただし、ウズベキスタン国内で発行されたクレジットカードでの決済に限る」です。→2023年2月にはネットで購入できるようになっていました!
こちらに新しい記事をかいていますので、ネットでの購入方法についてはこちらを参照ください。↓↓↓

(以下2020年当時の状況)
 僕も出発前に自宅で落ち着いてチケットを購入しようと思っていたので、ウズベキスタン国営鉄道のホームページからユーザー登録まで済ませて乗りたい列車を選び購入を試みたのですが、クレジットカード番号の入力の段階で弾かれてしまいました。なんでやねんと思い鉄道会社のホームページを見て回っていると、チケットの買い方を指南するページにはVISAとMasterが使えるよ的なことが書かれているのですが、FAQのページには、「現在使用可能なクレジットカードはウズベキスタンで発行されたものだけですよ」と書かれているじゃありませんか。おいおい、サイトの中で矛盾してしまっているじゃないか、とも思いましたが買えないものは仕方がない。したがってネットでの購入は諦めざるを得ず、現地で購入することに決めました。

 以下、ウズベキスタン国営鉄道のホームページからスクリーンショットを拝借して、矛盾点を示しておきます。

 こちらのスクショは「E-ticket purchase rules」のページに書かれている文。ナショナルとインターナショナルのVisaとMasterが使えるよ的なことが書いてある。(E-ticket purchase rulesのページを開く)

ウズベク鉄道E-ticket購入ルールのページから引用

 こちらは「Frequently asked questions」のページの「How to buy e-tickets?」の中に書かれている文。こちらでは、今はナショナルカードだけ受け付けているよ、と書かれている。(How to buy e-tickets?のページを開く)

ウズベク鉄道FAQのページから引用

現地のツアー会社に頼む方法もある

 それでもやっぱり日本で落ち着いて購入したいという人には、手段がないわけではありません。手数料はかかりますが、ADVANTOURという会社に代表されるような、現地ツアー会社にネットで依頼して購入する方法もあります。ADVANTOUR社のページは日本語で書いてくれているので取っ付きやすいかもしれません。

 さらに、チケットを現地の宿泊先ホテルなどに届けてもらうこともできるようです。ADVANTOUR社だと、宿泊先にチケットを届けてもらうには、タシケントなら72時間、それ以外なら5日ほどかかるようなので、届け先に指定する宿泊先での宿泊の日程や鉄道の利用日をよく確認されてくださいね。

現地の駅で買う

 さて僕はというと、ネットでも買えず、現地ツアー会社に頼むのもなんとなく億劫だったので、腹を括ってタシケントに到着したその足で駅に行き鉄道チケットを購入することにしました。偉そうに書いていますが、本当はネットで購入したかったくらいな人間なので、購入できるかどうか自信はありませんでした。が、前回の記事で登場した、空港で僕を捕まえたぼったくりタクシーの運転手のおかげもあって購入することができました。そのときの様子をちょっと紹介してみようと思います。

まずは駅に向かう

 僕はタクシーでタシケント中央駅まで連れて行ってもらいました。タシケントでチケットを買うなら、タシケント中央駅かタシケント南駅かになると思います。どちらか都合の良い方の駅に行きましょう。

チケット売り場の目印は「KASSALARI」

 大体どこの駅にも、駅舎の隣に「TEMIR YO'L KASSALARI」と書かれた建物が付属しています。テミールヨルカッサラリと読むのかしら?発音はわかりませんが、これが鉄道のチケットオフィスです。本当そのまま、ウズベク語で鉄道チケットオフィスの意味だそうです。この文字を覚えておくとチケットオフィスがすぐわかると思います。ちなみに、航空券を買いたい時は「AVIA KASSA」の文字が目印です。「AVIA」は英語の「Aviation」から来てるっぽいので、なんとなく分かりますね。

タシケント中央駅のチケットオフィス
こちらはブハラ駅のチケットオフィス(写真右)

建物の中に入って窓口へ

 建物の中に入ると、チケットブースがずらっと並んでいますので、好きなお兄さんお姉さんのブースに進みましょう。本当は下の写真の左端に写る機械で番号札を取って待つっぽいです。僕の場合は、他にお客さんもいなかったし、タクシーの運転手が窓口のお姉さんに話をつけてくれたので、番号札は取らなかったのですけどね。

タシケント中央駅チケットオフィス構内

乗りたい列車を事前に紙にメモしておくとよい

 窓口のお姉さんは、人にもよるかもしれませんが、英語があまり通じないようでした。一方で、この記事を読んで下さっている方々でウズベク語やロシア語が話せる人・読める人はなかなか多くはないとも思います。したがって、乗りたい列車の列車番号や出発地と到着地、出発の日付・時間と到着日付・時間、座席のクラス、必要枚数を事前にウズベキスタン国営鉄道のサイトで確認し、紙にメモして持っていくことをお勧めします。できれば自分が理解するための日本語と相手が理解するためのロシア語またはウズベク語を併記しておくといいと思います。

 僕はGoogle翻訳を使いながら一生懸命パソコンでロシア語のメモを作り、iCloudに保存して颯爽とタシケントに降り立ったわけですが、これが大失敗。空港に降り立つや否やすぐさまタクシーの運転手に捕まり、空港でSIMカードをゲットするはずだったのに「道中に携帯電話ショップあるからよ」と車に乗せられ、しかし街中の携帯電話ショップはどこもすでに閉店していたので、「SIMは後だ、先に駅!」とチケットオフィスに連れてこられてしまったためにスマホはオフラインのまま。メモを開くことができず窓口で一人てんやわんや。奇跡的に乗る予定にしていた列車全部の出発時間だけはなぜか覚えていたので、それをメモ帳に書き出して見せて、さらにタクシーの運転手が英語で通訳もしてくれたこともあって、とりあえず、必要なチケットは全部ここで購入できました。

こんな立派なメモを作成したのに…
結局は手持ちのメモ帳に慌てて書き出した

 なのでみなさんも、大事なメモはオンラインストレージには保存しないほうがいいかもしれませんね。自分が考えていた段取りが崩れたときに困るかも(自分の段取りを崩されないように対処できるのがベストだけど)。メモはオフラインでも相手に見せられるように、紙で持っていくか、スマホの写真に撮ったりスクショを保存したりするほうがいいかもしれませんね。僕も一つ勉強になりました。

支払いには現金を用意しておいたほうが無難

 クレジットカードで決済できるかどうかは聞きそびれてしまったのですが、現金を手元に用意しておいたほうが無難だと思います。ネットでもウズベキスタンで発行されたクレジットカードしか使えないくらいなので、窓口でももしかしたら日本のクレジットカードは使えないかもしれません。それに、鉄道チケットと言っても日本の新幹線とか特急電車とはワケが違って、実際のところ日本円で数百円から千数百円くらいの買い物なので、現金で払ってしまっていいと思います。

 ひとつ例を出しておくと、僕がブハラからサマルカンドまで乗ろうとしていた列車をネットで検索したときの料金は、最上級クラスでも145,990スムでしたので、日本円でもおよそ1,500円です。

 チケット販売窓口で実際に購入した時、旅行中に乗る予定にしていた列車のチケット4枚全部をまとめて手配したのですが、それでも合計346,000スム。日本円でおよそ3,500円です。現地通貨スムの単位で値段を言われると桁が大きい分すごく高そうに感じるので「げ、こんなに?」とも思ってしまうし、たしかにお札が飛んでいく枚数もエグいですが、4枚のチケットを買っても数千円程度。あまりクレジットカードに拘らず、現金で払ってしまいましょう。(というかそもそもウズベキスタン旅行中にクレジット決済はしなかったなあ。使ったのはキャッシングの時だけだ。)

 タシケント国際空港の両替所は前回の記事でも紹介していますので、こちらも参考にされてみてください。

購入したチケットをよく確かめよう

 チケットをゲットしたらですね、その場でよく確認したほうがいいでしょう。なぜか?…えぇ、僕自身が購入すべきチケットをミスったからです(笑)。

 詳しくは後々の記事で書こうと思いますが、まとめて購入した4枚のチケットのうちの1枚、ブハラからサマルカンドに向かう列車のチケットの日付を間違えて、1日早い日付で購入してしまっていたのです。そう、これもiCloudに保存した鉄道チケット購入用メモを開けなかったからなのです、きっと。

 気づいたのはブハラを出発する日の朝。時すでに遅し、払い戻しも変更もできなかったので、丸々1枚ムダにしてしまったのです。なのでみなさんは、日付を充分に確認して購入し、チケット購入後にもその内容をよく確認されてくださいね。

鉄道チケットの見方

 さて、実際のチケットはこのような感じの、飛行機の搭乗券くらいの大きさのものです。どれが何を示しているのか書いてみましたので、参考にされてみてください。ちなみにこのチケットは2月23日の朝8:05に、タシケント南駅からコーカンドというところまで乗車したときのものです。

鉄道のチケットの見方

まとめ

 以上、ウズベキスタンの鉄道チケットの購入方法をご紹介してきました。まとめると

  • ネットでは今のところ買えない
  • 現地のツアー会社を介して手配し、宿泊先に届けてもらう方法もある
  • 駅の切符売り場は「TEMIR YO'L KASSALARI」の文字が目印
  • メモを持って窓口に行くと安心
  • チケットを購入したらその場でよく確認すべし

という感じでしょうか。

 ネットで購入できればそれが一番便利なのですけどね、まあ仕方ないですね。近い将来ネットでも購入できるようになることを願いましょう。そうすれば僕がしたような凡ミスもなくなることでしょう(笑)。

 参考になったでしょうか。これからウズベキスタンへの旅を検討される方の参考に、少しでもなっていれば嬉しく思います。

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