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【ウズベキスタン】タシケント国際空港での両替と現地SIMの入手、タクシー事情と配車アプリYandex Goの使い方

2020年8月25日

 こんにちは、ぷんたろうです。今回の記事ではタシケント国際空港到着後すぐに利用できる両替所、空港で購入した現地SIMカード、そして注意したい空港のタクシー事情と便利な配車アプリYandex Goについてご紹介していきます。

(※ここに書いている情報は2020年2月に旅行した際の情報です。)

 

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両替所は出発ロビーに

 空港に降り立って何よりもまず欲しいのは現地通貨スムだと思いますので、ここでは空港到着後すぐ利用できる両替所のひとつを紹介します。

 僕が乗った飛行機はタシケント国際空港の、陰気臭いザ・旧ソ連的な雰囲気のある古いターミナルに到着したのですが、両替所はそのターミナルの出発階(2階)にありました。

 写真を撮れなくて文字だけでの解説になるのであまりうまく伝わらないかもしれませんが、到着ロビーから一旦外に出て、タクシーの運転手に捕まらないように気をつけながら(まあ捕まりますけど)建物沿いを左端か右端まで行けば、2階に上がれるエスカレーターや階段があるのでそれを上り、出発ロビーに入ります。ロビーに入るには手荷物検査があります。

 出発ロビーに入ったら、入ってきたガラス張りを背にしてロビーの右端の方に両替所はあります。この両替所もまたガラス張りを背にして窓口を設けています。

 両替所は日本円にも対応しています。もちろんUSドルも。僕も1万円札を両替してもらいました。入念に偽札識別機に通していました(笑)。あと僕はレートとかよくわからない、とりあえず両替できればいいタイプなので、ここではレートのことには触れないでおきます。

 空港到着後は現地SIMカードを買ったりタクシーに乗ったりと、何かと現金がすぐ必要な場合があるので、すぐ現地通貨スムを入手できる、この出発ロビーにある両替所を利用されるのがいいと思います。

現地SIMカードは空港で入手できる

 前回の記事でご紹介したようにコリアンエアーやアシアナ航空を利用して日本から韓国を経由していくと、だいたい夜20時とか21時ごろにタシケント国際空港に到着するようなダイヤが組まれています。僕もそうだったのですが、この時間では街中の携帯電話ショップはすでに閉店してしまっています。したがって、空港到着後すぐに配車アプリYandex Goでタクシーを手配したり、空港近くの宿泊先に地図を見ながら徒歩で移動したりしたい人など、すぐに通信手段を確保したい人は空港のSIMカード販売所でゲットしてしまうのがいいと思います。(下でも書きますが、僕は一旦半ば強制的にタクシーに乗せられ街中の携帯電話ショップを探すことになりましたが、ことごとく閉まっていたので、タクシーの運転手に空港に戻れと言いました)

 タシケント国際空港のSIMカード販売所は、新しいターミナルビルの到着ロビーにあります。下の写真のような雰囲気のロビーに到着すれば、そこが新しいターミナルビルなので、SIMカード販売所はすぐそこです。

タシケント国際空港の新しいターミナルビルの到着ロビー

 一方、陰気臭いザ・旧ソ連的な雰囲気のある到着ロビーに通されてしまったら、残念ながらそこは古いターミナルなので、一旦建物の外に出て、タクシーの運転手に捕まらないように気をつけながら(まあ捕まりますけど)建物沿いを右に右に歩いて行く必要があります。下のマップで言うと、「インターナショナルエアラインズターミナル タシケント-2」と書かれているビルが古いターミナル、新しいターミナルはそこから地図を右上に移動して「Terminal Tashkent-1」と書かれているビルです。

 建物の外に出ると駐車場の方に気を取られがちですが、駐車場の方、柵の外に出てしまうとあとで柵の中に入るのにも手荷物検査があって面倒なので、柵から出ないように建物沿いを右に右に歩いて行きましょう。建物の入り口で手荷物チェックがありますが、「SIMカードを買いたいんだ」と言えば、手荷物チェックは受けなければならないものの、ちゃんと通してくれるはずです。

 建物の中に入ると、中央にインフォメーションカウンターがありますが、インフォメーションカウンターの前に立ってぐるっと見渡すと下の写真のような場所があると思います。ここがSIMカード販売所です。

SIMカード販売所

 中でお兄ちゃんたちがスマホをいじり倒していて「入っていいのかな?」という雰囲気でしたが大丈夫でした。カウンターのお兄ちゃんは英語もOKです。

 販売しているSIMカードはBeelineというキャリアのもの1種類だけなので選ぶことはできませんが、料金50,000スム(日本円で500円くらい)で30日間有効、電話が100分、ネットも4GBできるので不自由はしませんでした。すぐに通信手段を確保したい、キャリアにはこだわらない、何でもいいという方はこれで充分だと思います。

Beelineのプランと料金
BeelineのSIMカード

 スマホの設定はカウンターのお兄ちゃんが手際よくすべてやってくれました。一応スマホの言語設定を英語かロシア語にしておいてあげると優しいかもしれません。(ロシア語にすると読めないので、今度自分のために日本語設定に戻すのが大変かもしれませんが)

白タクシーには気をつけよう

 空港に降り立って到着ロビーから外に出ると、外に出るのを躊躇したくなるほどの数のタクシー運転手が、柵の向こうで待ち構えています。柵の内側には空港利用者しか入れないのですが、なぜか柵の中に入ることができているタクシー運転手もいます(僕はそいつに捕まりました)。

 これらのタクシー運転手はいわゆるぼったくりの白タクシーの運転手たちなので、できれば捕まらない方がいいのですが、まあ捕まります(笑)。僕を捕まえた運転手も「Where are you from?」などと話かけてきて「Oh〜!Japan!コンニチハ〜、コンバンハ〜」「I am a official driver.」などと言葉巧みに近寄ってきます。何がオフィシャルだとか思いつつ、さらに次がイラッとしたんですよね。「How much do you want to pay?」という上からな聞き方。そんなんいくらも払いたくないに決まってるじゃんかと思いましたけど、言い返せない自分が悔しかった!

 というわけで、このタクシー運転手に乗せてもらうことになったのですが、まあ先に書いた両替所での現金入手も現地SIMカードの入手も、(次回以降の記事で書く予定ですが)鉄道チケットの入手も宿泊先への移動も翌日の空港までの移動も半分この運転手のおかげでスムーズに行ったので、まあ捕まってよかったかなという思いもあります。

 ちなみにこのタクシー運転手の場合は、両替所への案内、空港から宿まで(途中、駅で鉄道チケットを購入し、街中のSIMカード販売所を探しながら)の移動、翌朝の宿から国内線ターミナルまでの移動を合わせて25USドルでした。まあSIMカードに関しては最初から空港でゲットできていればよかったものの、この運転手が「街中に店があるからよ」と言って聞かず、でもいざ走り始めたら時間が遅く結局どこも店がすでに閉まっていて空港に戻ると言う余計な時間を費やしたので、その分値段下げろよとも思いましたが。

 というわけで、空港で待ち構えている運転手には充分に注意されてください!なお、本当に乗りたくなければ、遠慮せず日本語でキレ気味に「乗らない!」とか「要らない!」とか言ってみてください。やっぱり僕たちは日本人なので日本語でキレるとそのキレている気持ちが相手によく伝わるみたいです。後日サマルカンド駅前で試したのですが効果抜群でした(笑)。最初からやっておけばよかった。相手からすれば、わからない言葉でキレられているので、そりゃひるみますよね。

配車アプリYandex Goが便利

 空港で待ち構えている運転手に捕まらないもう一つの方法が、配車アプリYandex Goを使いタクシーを呼ぶというものです。ウズベキスタン版Uberといったところでしょうか。配信元はロシアのIT企業らしいです。僕がダウンロードした当時はYandex. Taxiという名前でしたが、今は配車に加えフードデリバリーのサービスがくっついたみたいで、名前がYandex Goに変わっているようです。アイコンは変わっていない模様。僕はiPhoneユーザーなのでAndroidの事情はわからないのですが、AppleのApp Storeではダウンロードは無料です(たぶんAndroidでも無料だろうなぁ)。

最新のYandex Goの使い方はコチラ

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Yandex Goのダウンロード画面

 ぼったくりタクシー運転手撃退法は、至って簡単。Yandex Goでタクシーを呼んでいるんだ、と言わんばかりに画面を見せると、ぼったくりタクシーの運転手たちはみな離れていってくれます。彼らはあきらかに法外な料金で客を乗せているので、アプリで本来の料金を知ってしまった客は乗せられないのでしょう。僕も帰国直前にナボイ劇場の写真を撮りに行くときに使いました(入国直後はこのアプリを使う前に先述の運転手に捕まってしまった)。

 なお、ぼったくりタクシー運転手撃退のためだけでなく、配車アプリとして普通に使う分にも大変便利なアプリです。タクシーを確保できるし、事前に料金がわかるので安心してタクシーを利用することができます。

Yandex Goの使い方

 では、そのYandex Goの使い方を簡単に解説していきます。まず、起動してすぐはロシア語になっていて読めないので、iPhoneの設定に入りYandex Goの言語設定を英語に切り替えます。

Yandex Goの言語設定はここから行う

 アプリを起動すると、下のスクショのように自分が今いる場所がMapに表示されます。今いる場所で乗車したい場合はこのまま画面下の虫眼鏡マークで行き先を検索して指定するか、または虫眼鏡マークと並んで表示されている行き先候補から行き先を指定します。

自分の現在地が表示されている画面

 乗車したい場所を自分の今いる場所とは別に指定する場合は、マップ上のピンを乗車したい場所に刺します。刺せたら画面下の”Pickup here”をタップします。

自分の現在地以外を乗車場所に指定している画面

 次に、先に書いたのと同じ要領で行き先を指定します。なお、行き先はマップでも指定できますので、行き先の詳しい住所が分からなくても指定できます。

"Map"をタップすれば地図で行き先を指定できる

 次に「Who will take this ride?(誰がこのタクシーに乗るんだい?)」と質問してくる画面が出ることもありますので、自分が乗るんだよという場合は”Myself”を、誰か別の人のために配車する場合には”Someone else”をタップします。別の人のために配車する場合には、その人の電話番号を入力する必要があるようです。電話番号を入力することによって、SMSでタクシーの色や拾ってくれる時間をお知らせしてくれるようです。

自分が乗るのか他人が乗るのかを聞かれる画面

 ここまで済ませると、自分が今いる場所から目的地までのルートがマップに表示されるとともに、近くにいるタクシーとそのグレード、料金、今自分がいる場所までの到着時間などが表示されるので、好きな車を選びます。車を選んだら画面下の"Order"をタップ。これで予約は完了、あとは指定した乗車場所でタクシー待つだけです。

好みの車を選ぶ画面

 自分が呼んだタクシーが今どこにいるのかはマップで見ることができ、そのタクシーのナンバープレート情報や車の色、車種とその形も表示されるので、その車を見つけたら乗り込むだけです。マップと実際の車の位置にはタイムラグがあるので、マップ上ではまだ到着していないことになっていても、実際はすでに乗車場所に車が来ていたりするので、周囲をちょっと見渡してみるといいかもしれません。ちなみに、運転手さんとチャットもできるので、乗車場所を詳細に連絡し合ったりすることも可能です。

運転手とのチャット画面

 車を見つけたら、一応運転手さんに「予約したんだけど、この車であってる?」的な感じで画面を見せると、「あぁ、そうだ、乗れ乗れ」的な感じで頷いてくれますので、あとは乗るだけ。一応運転手さんも確認のために目的地を聞いてきますので、答えてあげてください。

 以上、Yandex Goの使い方でした。1点だけ注意ポイントがあって、なぜかYandexのタクシーは空港のタクシープールには乗り入れることができないらしいです。なので、空港から乗りたい場合には空港の駐車場の外で拾ってもらうか、駐車場に入ってもらって、運賃に駐車場の料金を上乗せして支払うかのどちらかになるようです。空港に送ってもらう時も同様で、空港の外で降ろされるので、そこからは歩いてターミナルビルに入る必要があります。

おまとめさん

 以上、空港での両替、現地SIMカードの入手、タクシー事情と配車アプリYandex Goについてご紹介してきました。ざっくりまとめると、

  • 両替するなら古いターミナルビルの2F出発ロビーに上がる。日本円からも両替OK。
  • 現地SIMカードは新しいターミナルビルの到着ロビーで買える。ただしBeeline一択。
  • ターミナルビルの外に出た途端にぼったくりタクシーの運転手に歓迎され連行される。
  • Yandex Goという配車アプリが便利(ぼったくりタクシー撃退にも有効)。

といったところでしょうか。あくまでも僕の記憶とかメモとか実際に見たり利用したりしたのを基に書いていますので、みなさんの参考になる部分ならない部分があると思いますが、ウズベキスタンへの旅行の際に少しでもお役立ていただければ嬉しく思います。

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