どうもこんにちは、ぷんたろうです。梅雨に入ったかと思えば真夏日があったりして、でも今日は雨が降っていたり。疲れちゃいますね。
そんなあなたに今回は、アルメニアの首都エレバンからバスに乗って、ゲガルド修道院とセットで訪れる人が多いであろう、ガルニ神殿とストーンシンフォニーについてご紹介します。
ガルニ神殿への行き方
前回の記事で、ゲガルド修道院への行き方を紹介しましたが、ガルニ神殿への行き方も、途中まではゲガルド修道院と同じです。エレバンの中心地、マシュトツ通りから5番または44番のバスに乗りGai(ガイ)のバス停へ、料金100ドラム。(下の地図の所要時間は自家用車での時間です。バスの所要時間ではないです(検索できなかった)。)
その後266番または284番のバスに乗り換えます。ゲガルド修道院へ行く場合は、266番または284番のバスの終点Goght(ゴグト)のバス停から歩いたりヒッチハイクをしたりタクシーに捕まったりして向かうことと思います。ここまでのバスの料金250ドラム。(こちらの地図もやはり自家用車での所要時間です(同じ理由です)。)
タクシーでゲガルド修道院に行く場合、修道院の見学の後でガルニ神殿にも送ってくれるパターンが多いんじゃないかなと思います。ヒッチハイクで乗せてもらった場合は、「ガルニ神殿にも寄ってくれないかなぁ…」なんて言えば乗せてくれるかもしれませんね。ヒッチハイクしたわけじゃないので分かりませんけどね。(無責任)
僕もゲガルド修道院とガルニ神殿にはタクシーに乗せてもらったので、すみません、神殿へは行き方もくそもありませんでした。神殿の門の前まで送ってもらいました。ゲガルド修道院へ行って40分の見学の後にガルニ神殿まで送ってもらって4000ドラムというプランを提示してもらって、高いか安いか分かりませんでしたけど、この日の夜にエレバンを発つ予定だった僕には時間を確保できることの方が大事でしたので、それでお願いしました。
ガルニ神殿に入場
ガルニ神殿の門の脇には小さなチケットブースがありますので、ここで入場料を支払います。入場料は1500ドラム。支払うとチケットをくれます。
門をくぐるといよいよ神殿がお目見えします。門から神殿までまっすぐ何もない広々した公園のように整備されています。門を入って左手、階段を下ったところには有料ですがトイレもあります。
僕が訪れたのはオフシーズンだったこともあってか、団体ツアーの観光客のような人たちはいなくて、専ら個人単位で訪れている人たちだけでした。それも2〜3組程度。だから写真は撮りやすかったです。この少ない来場客の中に日本人のマダム二人組もいました。喋ってはいないけど、話し声が聞こえてきて日本人だと分かりました。エレバンからタクシーをチャーターして来ていたようです。
今の神殿は修復されたものだそうですが、神殿自体の歴史は古く、紀元前3世紀ごろに遡るとのことです。なんだかロマンがありますよね。
ストーンシンフォニーへの行き方
ガルニ神殿の見学をサクッと終わらせて、いよいよアルメニアで一番楽しみにしていたストーンシンフォニーへと向かいます。ストーンシンフォニーとは、岩山が削れて五角形や六角形の柱状の岩(柱状節理)が大集合したもので、パイプオルガンのパイプに見えることからこう呼ばれているそうです。
ストーンシンフォニーへの行き方は、他の方のブログにも多数紹介されていますが、僕は真面目にGoogle Mapに載る道を行ってみたので、ご紹介してみたいと思います。
まず、ガルニ神殿の門の前に立つと、その左に階段と谷の底に下りていけそうな小道があります。ここを元気よく下っていきます。
進んで行くと何もなくなるのでとても不安な気持ちに苛まれますが、道なりに行けば下の写真の右に写る屋根が朽ちた小屋が見えて来ます。この小屋の正面から斜めに伸びる道を進みます。下の写真で言うと、中央やや左方向に進みます。車のタイヤの跡が残る道ではありません!
こんなところ入って行っていいの?という感じの道ですが、ちょっと行くと下の写真のようなフェンスが見えて来ます。
このフェンスに沿って、草木をかき分けながら右に進んでいくと崖を下る道が見えて来ます。この道、砂利の下り坂なので滑らないように慎重に下りましょう。途中には誰かが捨てたと思しきフォークもありました。だから全く人が通らないわけではなさそう。ちょっと安心しました。
そしてこの砂利の道を下り切ると道案内が立てられています。この道案内に従って川沿いの道をぐんぐん進んでいきます。道の脇を流れるはアザト川です。僕は冬に来たのでなんだかどんよりしていて足元もぬかるんでいたのですが、あたりにはピクニックのできるベンチとテーブルも設置されていたので夏に来たらきっと賑わっていて、川の水も冷たくて気持ちいいんだろうなと思いました。
さて、そのアザト川を右手に見つつ、牛だか馬だかのフンに気をつけながら進んでいくと、何やらフェンスで囲われた謎の施設が姿を表します。きっと水力発電所か何かでしょう。
このフェンスに沿ってしばらく進むと、車も入れそうな水色の門があります。
他のブロガーさんの中には、果敢にもこの施設の敷地を突っ切って、ショートカットしながらストーンシンフォニーに向かった・帰って来たという人もいましたが、僕は一人だったのもあって、そんな勇気はなく、だからGoogle Mapの示す道を進んだのです。たぶんこの施設を突っ切って行くと、さっき下って来たガルニ神殿の脇の小道にぶつかるんだろうなと思います。
大迫力のストーンシンフォニーが姿を表す!
さて、謎の施設も左手に見ながらさらに川に沿って進んで行きます。するとようやく見えて来ました、ストーンシンフォニー!じゃーん!大迫力です!
地面から高さ5〜10メートルくらいでしょうか、この部分はえぐれているので柱状節理の真下にも入ることができますが、落っこちて来そうでちょっと怖ささえ感じます。あと集合体恐怖症の人はダメかもしれませんね。見上げれば蜂の巣の断面みたいですから。蜂の巣とは書いたものの僕が感じた第一印象は、箱入りの鉛筆です。わかりますかね?小学校に入学したときにお祝いでもらった人も多いんじゃないかなと思いますが…
ちなみに僕と大きさを比較するとこんな感じでした。
下って来たということは登らないといけないのだ
さて、ストーンシンフォニーを堪能して、ではいよいよエレバンに戻ろうかなと思いますが…そう、崖を下って来たということは登らなければいけないのです。結構な崖を下ってきたことを考えると気が滅入ります。
帰りは、来た道を戻るのではなく反対方向に歩きます。Google Mapの道案内が示してくれる正規ルート的な道です。(とりあえずガルニ神殿のチケットブースからストーンシンフォニーまでの道を検索して、それを貼ってあります)
ちょっと行くと三叉路があるので、これを左に行くのですが、すげー登り坂。
普段歩くときの足の上げ方じゃ登れないくらいに感じます。一応石畳で舗装されてはいますが、滑ったりしないように慎重に歩を進めねばなりませんので、とても疲れます。車の1台でも通ってくれればなぁ…と思いながら、結局1台も見ることなく登りました。
登り切ると村に出ます。地図でいうとガルニ神殿の右上のあたりです。ちなみに、Google Mapによればストーンシンフォニーからここまでの高低差なんと約130メートル!
旧ソ連感満載のトラックが止まっていたりして。
村には観光案内所もあります。人の気配がしなかったので、オフシーズンはやっていなかったのかもしれません。
バスに乗ってエレバンに戻る
お昼ご飯を食べていなかったのですが、15時を過ぎていたこともあったし、お店を探すのも骨が折れそうだなと思ったので、とりあえずエレバンに戻ることにしました。
帰りのバス停はここ。観光案内所の正面に伸びる道をまっすぐ来たこの交差点の大きな木の下にある小屋の前で待っていればOKです。(地図で言うと交差点の左上の角に大きな木と小屋があります)
帰りは266番のバスが来たので乗せてもらいました。料金はもちろん行きと変わらず250ドラム。あまり記憶にないのですが、たぶんエレバンから来た時のバスもこのバス停の前を通ったと思うので、先にガルニ神殿に行きたいよという方はこの辺を目安に降ろしてもらうといいかもしれません。
おまとめさん
以上、ガルニ神殿とストーンシンフォニー、またその行き方をGoogle Mapと写真多めでご紹介してきました。ゲガルド修道院への行き帰りの道中にありますので、是非寄ってみてくださいね。ストーンシンフォニーに行くにはそれなりの覚悟が必要ですが、なかなか見られない壮大な景色だと思いますので、こちらも是非!
次の記事ではエレバン市街地とお役立ち情報をちょろっと紹介しようと思います!