海外旅行

【アゼルバイジャン】空港での入国審査とバクー市街地への行き方

2019年6月28日

 こんにちは、ぷんたろうです。

 かれこれ半年以上が経過してしまいましたが、2018年12月に南コーカサス地方の3カ国であるアゼルバイジャン、ジョージア(グルジア)、アルメニアを巡る一人旅をしてきましたので、いろいろ紹介したいと思います。

 今回はその第1弾として、最初に訪れた国アゼルバイジャンに関する記事です。

アゼルバイジャンってどこ?

 まあ、まずですね、みなさん思うと思うんですよ、「アゼルバイジャン」ってどこにあるの?って。アゼルバイジャンはですね、黒海とカスピ海に挟まれたところで、地図的にはここにあります。首都はバクーで、カスピ海油田の開発によりオイルマネーで少しずつ裕福になりつつある国ですね。

利用した飛行機

 さて今回の旅では、羽田空港からドーハ経由で、カタール航空QR813便とQR351便を利用してアゼルバイジャンの首都バクーに向かいました。

カタール航空QR813便のエコノミークラス
(AIRBUS A350-900型機、座席配置は3-3-3)
カタール航空QR813便の照明とベルトサイン
(AIRBUS A350-900型機)

 乗り継ぎのドーハ・ハマド国際空港はさすがお金持ちの国という感じの賑やかさでした。

ドーハ・ハマド国際空港の有名な黄色いくまさん
いい感じに電気スタンドがめり込んでいる
(どいういうコンセプトなのだろうか)

 首都のバクーへは、小さめの飛行機に乗り換えて、ペルシャ湾を飛び上がり、イラン上空なんかを飛んでいきます。人生のうちで中東イランのあたりにくるなんて(入国はしていないけども)、自分でも思ってもなかったので、なんだかちょっと感動しちゃいました。

QR351便から望むペルシャ湾
ここはイラン上空
日本じゃ見られない光景に感動

 そんなこんなで首都バクーに到着です。バクーの空港は「ヘイダル・アリエフ国際空港」という非常に近代的でキレイな空港です。

ヘイダル・アリエフ国際空港制限エリア外フロア

 そうそう、なんとドーハから乗り継いだバクー行きの飛行機のキャビンアテンダントさん、4人のうち3人が日本人でした。僕も「お?日本人?」と思いましたし、おそらく彼女らも「え?日本人?何しにアゼルバイジャン?」と思ったことでしょう(笑)しかし、日本路線に限らず、世界を飛び回っているなんて格好いいなと思いました。

アゼルバイジャンへの入国審査

 ヘイダル・アリエフ国際空港に到着して飛行機から降りると、こちらのアライバルビザの発給機の前に出ます。

ヘイダル・アリエフ国際空港のアラバルビザ発給機エリア

 アゼルバイジャンへの入国にはビザが必要ですが、空路で入国し、空港でビザを発給してもらえば、日本人に限り無料で済みます。少し前までは有人の窓口でこの発給手続きをしなければならなかったようですが、僕が訪れた2018年の12月には、自動発給機で受け取ることができました。

日本人は空港でアライバルビザ(到着時に発給してもらうビザ)が無料で発給できます。日本を出発するときに空港のチェックインカウンターで「ビザをお持ちですか?」と聞かれることもありますが、「現地でアライバルビザを取ります」と言えば大丈夫です。

 導入されてまだ間もないためなのか、発給機の横に案内係のアゼルバイジャン美女が立って、操作方法を教えてくれました。

アライバルビザ発給機を操作するお客さんと案内係の美女

 空港係員だけあってみんな英語が通じるようで、僕の拙い英語にも対応してくれました。せっかくなので「なんで日本人だけ無料なんだい?」と聞いてみましたが、「フッ、知らないわ。あなたは知っているの?」と言われてしまいました。知らんのかーい。まあでも彼女たちもきっとアルバイトとかなのでしょうから、なぜ日本人だけ無料なのか、そんな理由なんて教えられていないのだと思います。

 それか僕の英語がマズかったかですね。「Why Japanese are free?」と聞いてしまったので「なんで日本人は自由なんだい?」と捉えられてしまったのかもしれません。だとしたら本当に「フッ、知らないわ。あなたは知っているの?」ってなりますね。納得(笑)。

 さて無事にアライバルビザを受け取り、続いて入国審査です。僕はここでいきなり心を折られました。

入国管理官「What do you ドォゥ?」

僕「ん?ホ、ホワットドゥー、、、ん?」

入国管理官「What do you ドォゥ?」(呆れ笑顔で)

僕「ん?ホワ、、、ん?」(汗だく)

入国管理官「フーン…OK」(もうエエわ的な)

 はい、いきなり訛りの強い英語で来られてまったく聞き取れず、何も答えられないという失態をおかしました。「あー恥ずかしい!」と思うと同時に「あぁ、英語聞き取れない…この先大丈夫か?」という不安がよぎりました。でもだからといって別室に連れて行かれたり入国を拒否されたりしたわけではなかったので、結果オーライではあったのですが。

 たぶんですが、入国管理官は「What do you do (for a living)?」と聞きたかったんじゃないかなと、半年経った今、思っています。

 実はアライバルビザを取るときに、職業を選択して入力するのですが、ビザ発給機案内係の美女に「What's your job?」と聞かれて、 機械メンテナンスの仕事をしている僕は「Mechanic」と答えたのですが、「Mechanic」という選択肢がなかったので、「Other」を選ぶように言われたのです。

 それで入国審査に臨んだときに、入国管理のデータベース的なものに登録された僕の職業が「Other」だったために、改めて入国管理官が聞いてきたのだと思います。そう、「Other」が問題だったのではないかと思っています。

 でも僕はどうしても「ドォゥ」の部分を「do」と聞き取ることができず、「ん?」となってしまったわけです。真相は定かではありませんが。あー情けない!もしアゼルバイジャンに行ってみようという方がいらっしゃれば、ご自身の職業の別の言い方も知っておくといいかもしれません。「Other」を選ばなくて済むように(笑)。僕の場合は「Engineer」でもよかったのかもしれませんね。(Engineerは選択肢にあった!)

 そんな情けない入国審査ではありましたが、羽田空港で預けた荷物も無事に僕と一緒に空港に届き、晴れてアゼルバイジャンへの入国を果たしたのでした。

空港からバクー市街地への行き方

 アゼルバイジャンの首都バクーにあるヘイダル・アリエフ国際空港から市街地への移動手段は専らバスかタクシーになると思いますが、バスの方が安くて、他の乗客もいるので幾分安心です。

 ちなみに、今回訪れた南コーカサス3カ国ではいずれも、タクシーの運転手による客引きがヒドイです。バクーの空港のロータリーが一番あっさりしていたと思います。別の記事で書くと思いますが、一番強引でヒドかったのはバクーの外れにある長距離バスターミナルの前で行われる客引きでした。ここでは腕を掴まれ引っ張られました。「このヤロー」と思ったので、掴まれた腕で負けじとタクシーの運転手をそのまま引っ張って行ってやろうとしたら放してくれました(笑)。渡航を考えている方は覚悟が必要かもしれません!

 さて、話を元に戻しますが、空港からのバス乗り場は、空港ビルの出口を出てすぐ正面です。ロータリーの道路を1本隔てたところです。大抵バスが停まって時間待ちをしていると思いますのですぐお分りいただけるかと。(ただの写真の撮り忘れですすんません)

 料金は終点の地下鉄MAY 28駅まで1.3AZN(アゼルバイジャンマナト、以下マナト)でした。たしか現金支払いはできず、「BAKI KART」というICカードを購入する必要があります。

 こちらがその「BAKI KART」。

ICカード「BAKI KART」

 ICカードの券売機は、空港の建物の出口のドアを出て左右に振り返ったところ、本当に隅っこにあります。僕も最初「どこやねん!」とキョロキョロ探してしまいましたが、キョロキョロすれば見つかると思います。券売機自体の写真を撮り忘れてしまったので、「BAKI KART」で検索してみて下さい。アゼルバイジャンの国旗カラーで彩られた機械の画像が引っかかると思います。

 券売機は英語で表示させることもできるので、購入自体は難しくないと思います。このような感じ。

「BAKI KART」の券売機の画面を英語表示にしたところ

 上の写真の画面で、チャージすることで何度でも使えるプラスチック製のカード(左)か、チャージ回数が4回までに限定されている回数券的な紙製のカード(右)かを選びます。目的にあった方を選択されればよいと思いますが、僕はSuicaのように使えそうな左のカードが便利そうだったので左を選びました。

 プラスチック製のカードを購入するのには2.0マナトかかるのですが、これはカード自体の販売価格であり、カード残高ではありません。

「BAKI KART」の購入画面
「お釣りはでません。差額がチャージされます。」と書かれています。

 上の写真にも黒い文字で書かれていますが、カード販売価格よりも大きい額のお金を挿入すると、(挿入金額)−(カード価格)の差額分が自動的にチャージされ、お釣りは出てきません。よほどの長期滞在予定でなければ、あまり高額な紙幣は挿入しない方がよいでしょう。2-3日の滞在なら5マナトを挿入して、チャージ残高3マナトくらいがちょうどよいと思います。僕も5マナト入れて残高3マナトにしました。

挿入金額の確認画面

 空港にATMやすっごく愛想の悪い両替所もあるので、空港の建物を出る前に少額紙幣をゲットしておくのがオススメです。 セキュリティが厳しいため、一度建物の外に出ると、今度入る時には手荷物検査を受けなければならず少々面倒臭いからです。

 さて、券売機でICカードをゲットできたら、これをバスの乗車口のカードリーダーにかざせば、料金を差っ引いてくれるので、あとは座って揺られるだけです。終点「28 May」駅までのバスの乗車時間は1時間はかからなかったように記憶しています。居眠りしている時間はなかったような…

 こちらが終点の「28 May」駅前のバス停です。非常にごちゃごちゃしており異国って感じです。ヘイダル・アリエフ国際空港に向かうバスもここが乗り場なので、覚えておくとよいでしょう。空港行きのバスのバス停であることを示す看板もあります。

May 28駅前のバス停

 「LC WAIKIKI」というお店の斜向かい側にバス停があります。

May 28駅前のお店「LC WAIKIKI」

まとめ

 以上、アゼルバイジャンの入国審査とバクー市街地への行き方をご紹介してきました。簡単にまとめると、

  • 日本人は空路で入国する場合に限りアライバルビザは無料発給
  • ヘイダル・アリエフ国際空港からバクー市街地へはバスが安い
  • バスや地下鉄で使える「BAKI KART」の購入がおすすめ
  • 「BAKI KART」は空港の建物のドアを出て振り返ったところにある券売機で購入できる
  • 「BAKI KART」への入金には現金が必要なので、到着ロビーのATMか両替窓口で小額紙幣をゲットしよう

といったところでしょうか。入国時の訛りの強い英語とクッソ愛想の悪い両替所のオッサンさえ乗り越えられれば、そんなにハードルが高い感じもないと思いました。アゼルバイジャンへの渡航を検討されている方の参考になれば嬉しいです。

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