【シェキ】アゼルバイジャンの古都シェキまでの行き方

【シェキ】アゼルバイジャンの古都シェキまでの行き方

Last Updated on 2021年6月24日 by ぷんたろう

 こんにちは、ぷんたろうです。 

 かれこれ半年以上が経過してしまいましたが、2018年12月に南コーカサス地方の3カ国であるアゼルバイジャン、ジョージア(グルジア)、アルメニアを巡る一人旅をしてきましたので、いろいろ紹介したいと思います。

 今回は最初に訪れた国アゼルバイジャンのシェキという古い町に向かった時の記事です。シェキには「キャラバンサライ」といって、大昔にシルクロードを行き来していた隊商が宿にしていた古い建や、18世紀から19世紀にかけてこの地域を統治していたシェキ・ハーンという人物が建てた宮殿などがあり、ぜひこの目で見てみたいと思い行ってきました。

シェキまでの移動手段

 シェキは、首都のバクーからおおよそ西北西に直線距離で250kmくらいの位置にある田舎町です。

 首都バクーからは鉄道でも長距離バスでもシェキに行けるようですが、のんびり鉄道の旅をする時間がなかったのと、そもそも鉄道の旅をする勇気がなかったので、僕は長距離バスを利用しました。

バクーのバスターミナルへは地下鉄がおすすめ

 バクーからシェキに向かう長距離バスが発着するバスターミナルは市街地の外れにあるので、そこまで行くのが少し不便ですが、地下鉄を利用すると分かりやすくていいかなと思います。路線バスで行く方法もありますが、慣れない土地で慣れないバスに乗るのは、僕的にはハードルが高いかなと思っちゃうので、地下鉄を利用しました。

 下の図はバクーの地下鉄運営会社のWebページに掲載されている路線図のキャプチャー画像です。路線図の左上のあたり、紫色で示された路線の終点のAvtovaghzalという駅が、バスターミナルの最寄り駅です。アフトバグザルと読み、アゼルバイジャン語でそのままバスターミナルの意味だそうです。

バクー地下鉄路線図
(Baku Metro HPより)

 前の記事で、首都バクーのヘイダル・アリエフ国際空港から28 May駅までの移動について書きましたが、その28 May駅から、緑色で示された地下鉄に乗り、Memoir Ajami駅での1回の乗り換えでAvtovaghzal駅まで行くことができます。地下鉄の乗車にももちろんBAKI KART(バクーの交通機関のICカード)が使えて、運賃は一律で乗車区間に関係なく0.3マナトです。旅行ガイド『地球の歩き方2018-2019年版』では0.2マナトと紹介されていますが、僕が訪れた2018年12月の時点では0.3マナトと、少し値上げしたようです。

 話がどんどん逸れていく予感しかないので、その他の地下鉄に関する情報は、のちの記事で書こうと思いますので、ここではこれくらいにしておきます。

 さて、Memoir Ajami駅で乗り換え、Avtovaghzal駅に着いて地上に出ると、駅はこのような近代風な建物。駅前は路線バスやタクシーが停まっている大きなロータリーになっています。

Avtovaghzal駅舎

 そして駅舎から一歩出てあたりを見渡すと、このような異様な雰囲気を醸し出す巨大な建物が目に入ると思います。これがAvtovaghzal、バスターミナルです。

バスターミナル外観

 ここで注意ポイントを挙げておくと、Avtovaghzal駅からバスターミナルの建物までは、300メートルくらい離れているので歩く必要があるのですが、駅前ロータリーの舗装状態があまり芳しくなく、特に雨が降っていたりするとスーツケースの車輪の軸に泥が入って車輪のスムーズさがなくなる恐れがあります。僕のスーツケースの車輪もここで言うことを聞かなくなってしまいました。

 また、駅前ロータリーのタクシーの運転手による客引きがかなり強引で、腕を掴まれたりします。おそらくですが、人数が揃わないと出発しない乗合タクシーの運転手が、できるだけ満員で走らせたいから強引に乗せようとしてきたのか、もしくは旅行客を狙ったぼったくり運転手だと思います。「Bus, Expensive!」とか「Taxi, Fast!」とか「Taxi, Cheap!」とか色々理由をつけて強引に乗せられそうになりました。この時ばかりは少し怖い思いをしましたが、「なにするんだコノヤロー!」的な感じで、掴まれた腕で逆に運転手を引っ張っていってやろうとしたら、放してくれました(笑)

 あと駅前ロータリーとバスターミナルの間に大きい通りが1本走っているのですが、僕が周りを見渡した感じだと、横断歩道が近くにありませんでしたので、道路を渡りそうな現地の人がいたら、その人たちと同じタイミングで一緒に渡ってしまいましょう。僕は困ったらいつもそうやって、現地の人に紛れて道路を横断します(笑)くれぐれもケガはしないように気をつけて下さいね。

 と、こんなに注意ポイントやエピソードを紹介したのですが、この記事を書くために復習も兼ねていろいろとネットで調べていると、地下鉄の駅への出入り口がターミナルの建物の目の前にあったことを、半年以上経った今初めて知りました

 僕はこの便利な出入り口を利用できなかったので、これ以上何もお伝えできませんが、きっと駅の構内に案内の看板などがあると思いますので、みなさんはしっかりと看板に従って、バスターミナルに向かわれて下さい!スーツケースを泥だらけにしたりタクシーの運転手に怯えたりせずに、地下鉄の駅からバスターミナルに入ることができると思います。役に立たない情報を提供して申し訳ない!(そりゃそうだよな、最寄りの駅から一旦地上に出て道路を渡って…なんて不便な街作りはしないよな)

バスターミナルはちょっと不気味だった

 さて、なにはともあれ、バスターミナルの建物にたどり着くことができたので、いよいよ中に入ります。

 バスターミナルといえども建物全部がバスターミナルになっているわけではなく、1階と2階がショッピングモールになっていて、3階にバスのチケット売り場兼待合室と乗り場があります。4階は使われていないフロアでした。

 建物内は写真撮影禁止と貼り紙がなされていたので、残念ながら写真での紹介はできないのですが、1階と2階はショッピングモールといえども、明るくて賑やかな新しいショッピングモールという感じではなく、薄暗くてちょっと不気味でした。あと、やたらと靴屋さんが多かったように思います。食料品を売っているコンビニみたいなお店もありました。

 有料ですがトイレもあるので、バスに乗る前に用を足しておくといいと思います。金額がいくらだったか忘れてしまいましたが、トイレの入り口にいるおばちゃんかおじちゃんにお金を渡せばトイレに入れます。和式便器の前のドーム部分を取っ払ったような形の便器で、水洗式でした。ちなみにトイレの中はフロアも常に水浸しです。常に掃除中のようです(笑)

チケット売り場を探すのが大変だった

 チケット売り場と待合室を兼ねたフロアが3階なので、3階に上がったのですが、1階2階とは打って変わって、大勢の人でごった返しておりました。お客さんなのか係員なのかも見分けがつきません。やっぱり薄暗いので治安もなんだか悪そうに感じます。文字も読めないので、シェキ行きのバスのチケットはどこで買えばいいのか全然分かりませんでした。仕方がないので、人が並んでいないチケットブースに片っ端から「シェキ!」と言って回る作戦に出ました。

 もうあまりにもごった返していて疲れてしまって、何番のブースでチケットを買ったのかも記憶にありませんが、建物手前から3つ目の待合室にあるチケットブースのうち、裏に面した窓口で買ったような気がします。

 こちらがゲットしたチケットです。

シェキまでのバスチケット

 Azerbaijan Ground Serviceという会社が運行するバスのようです。チケットの左下に書かれている数字が窓口の番号だったのかなぁ…

 乗ったバスは16:30発で乗り場は8番、乗車開始時間は16:00、席番号は12、運賃は8.4マナトでした。

 乗り場には結構早い時間にバスが入っていて、バスの横では運転手さんがタバコを吸ったり知り合いと思しき人たちと談笑したりしています。

シェキ行きのバス

 バスのフロントには行き先も書かれていたので、間違わずに乗れました。それに、運転手さんっぽい人にチケットをチラつかせると「乗るのか?」みたいな感じでチケットを見てくれて、荷物をトランクに入れたりしてくれるので、大丈夫だと思います。もし違うバスだったら、「これじゃない」という感じの返しをされると思うので。

 バスのフロントガラスにヒビは入っているし、事前に読んだいろんな人のブログの中には、途中で故障して修理作業をしたなんていうバスもあったので心配でしたが、結果から言うと何も起きず無事にシェキに到着しました。

出発と到着はだいたい定刻通り

 バスはほぼ定刻通りに乗り場を動き出しました。確かに乗り場を出たは出たのですが…ぜんぜん進まない(笑)

 なんだかドアを開けっ放しで、ゆーっくり走っては停まってを繰り返し、途中いろんな人が入れ替わり立ち替わりバスに乗り降りして、運転手さんに差し入れをしたり挨拶をしたりしていました。みんな運転手さんと運転手のアシスタントさん(車掌さん?)の知り合いなのでしょうか。結局バスターミナルの建物を出たのは乗り場を動き始めてから15分くらい経ってからでした。

 ターミナルを出てからのバスは3時間くらい走ると途中、30分間の休憩をとります。全然シェキじゃない場所なのに「シェキ」という名前のレストランがお決まりの休憩スポットのようで、他にもたくさんのバスが停まっていました。

レストラン「シェキ」
出発直前に慌てて撮影した

 いろいろなネット情報によると、シェキには5時間半程で到着するよとのことでしたが、僕が乗ったバスも22時過ぎにはシェキに到着しました。やはり5時間半程の旅でした。

隣の男性客と仲良くなった話

 バスがバクーを出発した後は快調に走っていたようです。暗くなり始めていた外の景色を眺めているうちに猛烈な睡魔に襲われて寝てしまったので、途中の休憩所までの記憶がほぼありません。

 しかも目が覚めたら、出発した時に隣に座っていた人とは全く別の人がいつの間にか隣に座っていました。「シェキに到着して折り返して走っている便なのか?」などと結構ビビりました。彼はたぶんロシアの人だったと思うのですが、後に仲良くなってしまいました(笑)

 先に書いた休憩ポイントのレストランに到着するちょっと前に僕がハッと目を覚ましたのに気付いて、トントンと僕の肩を叩き、手を出すように彼は僕に言いました。なんだろう?と思い手のひらを出すと、おやつの大量のヒマワリのタネを乗せられました。これが彼との最初です。とても衝撃的な始まりでした。いきなりヒマワリのタネって(笑)しかしその後は「どこから来たんだ?」とか「シェキに行くのか?」とか一生懸命に英語で話しかけてきてくれたので、僕も一生懸命にカタコトの英語で会話をしました。

 彼は休憩ポイントに到着すると「一緒に食べようぜ!」と言わんばかりのジェスチャーで僕をバスから連れ出し、お茶とお菓子をご馳走してくれたのです。

 お茶を飲みながら運転免許証のような写真入りのライセンスカードを見せてくれて、「名前はラシュだ」と教えてくれましたので、僕も名前を教えておきました。一緒に自撮りなんかもしちゃったり。その写真を「俺にも送ってくれ!」といって電話番号を教えてくれたのですが、僕のiPhoneにはデータ通信用の現地SIMしか入れておらず、故に現地で使える電話番号がなかったのでSMSを送ることができなかったのですが、こういう時のためにと用意しておいた「スマホでチェキ」で写真をプリントしてプレゼントしておきました。

 すげえ喜んでくれたのか何だったのかはよくわかりませんが、誰かに電話をかけ始め「日本人と友達になったんだよーウェーイ」風なノリの電話をしていました。

 そんな彼も、シェキに到着すると「じゃあな!」ともなく一目散にバスから降りて暗闇に消えていったんですけどね(笑)

おまとめさん

 以上、途中でちょいちょい話が逸れながらも、バクーからシェキへの行き方について紹介しました。簡単にまとめると、

  • バクーの長距離バスターミナルへは地下鉄が行くのが分かりやすい
  • バスターミナル周辺ではタクシー運転手に注意
  • チケット売り場はバスターミナルの3階
  • バスは定刻に出発し、シェキまでは約5時間半

といったところでしょうか。バスの最新の時刻はバスターミナルのWebページでも調べることができるので、事前に確認しておくのも良いかと思います。シェキに行ってみようと考えているみなさんの参考になれば嬉しいです。

1件のコメント

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