こんにちは、ぷんたろうです。
2018年12月に南コーカサス地方の3カ国であるアゼルバイジャン、ジョージア(グルジア)、アルメニアを巡る一人旅をしてきましたので、いろいろ紹介したいと思います。のんびりと書いている間にかれこれ間も無く1年を迎えてしまいそうなくらい時間が経ってしまっていますが、そんなことにもめげずに書いていきます。
今回の記事は、首都バクーにおける、ほんのちょっとしたお役立ち情報です。しかもほとんど文字ばっかり。
Baku Tourist Information Center
28 May駅から歩いて15分ほどのところに、観光案内所があります。スタッフは大学生くらいのアルバイトさんでしょうか、みなさん英語で対応してくれます。
僕も、バクーに到着してシェキに移動する前に一度立ち寄りました。その理由はシェキで泊まろうと思っていたホテル「キャラバンサライ」の予約を代行してもらいたかったから。ま、結局僕の語学力では思いが伝わらず、ここでは予約を取ってもらうことを諦めたのですが。(詳しいエピソードはこの記事の、ホテル「キャラバンサライ」の項にあります。)
地下鉄に乗る
慣れない土地でも比較的利用しやすいのが、地下鉄です。僕もアゼルバイジャンに限らず旅行中は、地下鉄をよく利用します。そこで、ここではアゼルバイジャンの首都バクーの地下鉄について、プチ情報をお伝えします。
便利な「BAKI KART」をゲットしよう
以前の記事でもご紹介していますが、バクーで公共交通機関を利用するときに便利なのが、日本でいうところのSuicaやPASMOのようなICカード「BAKI KART」です。ヘイダル・アリエフ国際空港から市街地に出てくるためのバスや、地下鉄に乗る際に利用できます。大変便利です。ぜひゲットしましょう!
地下鉄の料金や路線
地下鉄は日本のような距離別料金ではなく、どこまで乗っても一律0.3マナトのわかりやすい料金体系です。
路線は、大きく分けて緑の路線と赤の路線の2系統あって、一部、枝分かれした短い系統もあります。こちらがバクーの地下鉄のHPです。(執筆時点で英語サイトがなくなっていて、久しぶりの2022年11月時点でも英語のサイトは表示されませんので、アゼル語です。一応、画面右上に言語切り替えメニューはありますが、切り替えたところで替わりません。読めませんね。笑)
- 空港からバスに乗ると、28 May駅に到着します。
- 乙女の望楼などがある旧市街地への最寄駅はIcherisheher駅(赤の路線の終点、路線図左下)です。
- ゾロアスター教寺院へ向かうためのバスは、Koroglu駅(緑と赤の路線、路線図右上)から出ます。
- ヘイダル・アリエフ・センターへの最寄駅はNariman Narimanov駅(緑と赤の路線、路線図中央)です。
- Shekiへと向かう長距離バスが出るターミナルは、紫の路線のAvtovaghzal駅が最寄です。
車内では英語の自動音声案内もありますし、車内のドア横にも路線図が貼られています。先頭車両のおでこの部分に行先表示もあります。日本の鉄道みたいに途中駅が終点で折り返しということもなく、路線の端から端まで走っていそうでしたので、自分が行きたい方面の終点の駅の名前と先頭車両のおでこの行先表示をよく確認して乗ればOKでしょう。
地下鉄乗車時の注意点!
駅に入る際に大きな荷物を持っていると警備員によって手荷物検査が実施されると思って下さい。僕もバクーに到着した後、最初に地下鉄に乗ったときにバックパックと小さいスーツケースを持っていたのですが、黒い輪っかの金属探知機でサーっと手荷物検査が行われました。
僕の場合はバックパックに入れていたMacbookか何かが金属探知機に捕らえられてピーっと鳴ったので荷物を開けるよう言われました。荷物をチェックしながら警備員に「Where are you from?」なんて聞かれたりしたので「From Japan」と答えると、ニッコリこそしないものの「ふむふむ」みたいな感じで首を縦に振っていました。無愛想ではありましたが、怖くはありませんでした。
なお、スーツケースのような大きな荷物を持っていなければ、荷物検査は行われませんでした。市内散策でバックパックを背負って何度か乗車しましたが、ノーチェックでした。
それから、地下鉄では駅も車内も写真やビデオの撮影が禁止されています。すごく地下深くに潜っていく、見たこともないような長い長〜いエスカレーターでホームまで一気に下って行くので、つい写真やビデオを撮りたくなりますが、構内には警備員が巡回していますので、不慣れな土地で無用なトラブルを避けるためにも、現地のルールには従っておくのがよいでしょう。そんなわけで僕もまた、写真やビデオは一切撮っていないので、どうかご容赦ください!
僕が最初に地下鉄に乗ったとき、時間帯のせいだったのか、1本目が満員電車すぎて乗れなかったので2本目に乗りました。日本みたいに並んでいる順に乗るなんてことはありません!降りる人を先に通そうとする様子もありません!乗った者勝ちの熱いバトルが、電車のドアが開いた瞬間に始まります!心が折れそうになりますが、めげずに乗りましょう!
日本の地下鉄車両に比べると車内はだいぶ薄暗いですが、治安は悪くはなさそうでした。たまたま僕の周りにいなかっただけなのかもしれませんが、スリっぽいのもいませんでした。それ故に怖い思いもしませんでした。
駅での乗り換えもそこまで難しくなかったです。まあ、路線別にホームが分かれておらず、行先の違う列車が同じホームに来るので、1回だけ28 May駅での乗り換えを間違えて、まったく同じ線を往復しちゃったりしたんですけどね。
コインロッカーあり
なんと便利なことに、28 May駅の近くにコインロッカーがあります。4時間で2.0マナトでした。
コインロッカーは、28 May駅の脇にある、KFCが入居しているの建物の中を2階に上がるとあります。
上の写真でKFCの看板の下に黄色い看板が見えると思いますが、ここを入ってエスカレーターで2階に上がると、ロビーが広がっています。写真左の階段を上がって、右に曲がって、さらに右に曲がってガラスの扉を入っても同じロビーに入れます。Google Mapによるとどうやらそこのロビーは公的機関の窓口と待合所だそうな。
そのロビーにこのようなコインロッカーがあります。(手前のSLEEEPBOXもいささか気になるが)
最近駅にたくさんあるような、画面で操作するタイプのコインロッカーでしたが、画面表示を英語に切り替えられるので、使うのも難しくはありませんでした。
小銭しか受け付けてくれませんが、小銭がなかった僕は、ロッカーから振り返ったところにたくさんあるカウンターの端っこの人のところへ、申し訳なさそうな顔をして行ったら、英語で「どうした?」と聞いてもらえたので、「コインロッカーが使いたいんだけど…」と言いながらお札をチラつかせたら、何も言わずに両替してもらえました。
4時間2.0マナトということだったので、荷物を取り出せなくなったら嫌だなと思った僕は、4時間後に一旦荷物を取り出してもう一度預け直したのですが、あとでジョージアで出会った日本人の男性にその話をしたら、その男性もこのコインロッカーを使っていたようで、4時間をすぎても追加料金を支払えば大丈夫だったとのことでした。
僕の旅程は、この日にホステルをチェックアウトして、バクーを散策し、その夜、飛行機でジョージアに向けてバクーを経つというものでしたが、日中の散策中にスーツケースを預けておけたのでとても助かりました。ホステルにスーツケースを預けてもよかったのですが、ホステルに地下鉄で戻って、また地下鉄で28 May駅に戻って、そこから空港にバスで向かう…というのが非常に面倒だなと思ったので、28 May駅のすぐ近くにあるコインロッカーを使うことにしました。みなさんも活用してみてくださいね。
まとめ
インフォメーションセンターと地下鉄、コインロッカーについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。僕が使った施設の情報だけなので、「路線バスの情報も欲しいんだよ!いまいち痒いところに手が届かないじゃないか!」と思われた方には申し訳ありませんが、これが僕の限界です。お許しください。でも、こんな情報でも誰かの旅のお役に立てたなら大変嬉しく思います。次の記事ではアゼルバイジャンで使用したSIMカードをちょこっとご紹介しようかなと思いますので、引き続きよろしくどうぞ!