【タシケント空港のタクシー】タシケント空港から正規タクシーで脱出してみた

2020年の初訪時は白タクシーの運転手で溢れかえっていたウズベキスタンの首都タシケントのイスラム・カリモフ・タシケント国際空港でしたが、3年ぶりの今年2月の訪問時には、空港前がすっかり整備されて、タクシーにもきちんとしたシステムが導入されていたので、乗り方を解説していこうと思います！

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受付は到着ロビーに

タシケント国際空港には3年ぶりに訪問したわけですが、3年前はまだ古い到着ロビーに通されました。古い到着ロビーでは、荷物をピックアップするターンテーブルと税関を通り過ぎると、そこはすぐビルの外。そして白タクシーの運転手の嵐！

3年前の僕は、そこでまんまとこの嵐のような白タクシーの運転手の勧誘に負け、高い料金(50米ドル！)で宿泊先のゲストハウスと翌朝の空港への送迎をしてもらうことになってしまいました。

しかし3年ぶりに訪問した今回は、新しいキレイな到着ロビーに通され、そしてそこで落ち着いて正規のタクシーを手配することができたのでした。

実はこの新しい到着ロビー、3年前の2020年にもあったにはあったのですが、タシケントまで乗ってきた飛行機によって、新旧どちらの到着ロビーに通されるか、行ってみるまでわからないみたいな感じでした。当時は、新しい到着ロビーに出たよっていう情報もあれば、僕みたいに古い陰気臭い到着ロビーに出たよという情報もあって、まちまちでした。実は僕も一旦は古い到着ロビーに通されたものの、SIMカードが欲しくて新しい到着ロビーにもちょこっとお邪魔したのですが、まだ本格的に運用されていなかったのか、閑散としていて、スタッフもおらず正規タクシーのカウンターなどもありませんでした。

2020年当時の新到着ロビー

まあそんな昔話は置いておいて、正規タクシーの受付場所ですが、到着ロビーのド真ん中にあります。下の写真のような黄色と緑のロゴのカウンターが正規タクシーの受付です。

タシケント空港の到着ロビーにある正規タクシーの受付(2023年)

車種を選ぶ・行き先を示す

受付には車種ごとの料金表が掲出されています。大衆コンパクトカーだと安く、大きいバンになると高くなります。

正規タクシー受付カウンターにある車種別料金表

表の見方は、例えば、僕も利用した上から3つ目の車、シボレーのGENTRAという車だと、初乗り1kmまでは40,000スム、以降1kmごとに4,000スムが加算されるといった料金体系です。そんな見方をします。

受付では行き先も聞かれるので、間違いなく伝えましょう。ネットの使える環境下であらかじめ行き先(ホテルなど)の名前が分かる予約画面や地図アプリのスクショをサッと出せるようにしておくと便利で確実かもしれませんね。もちろん到着ロビーのSIMカード屋さん(Bee-LineとUcellのカウンターがあります)で先にSIMをゲットして通信できるようになってから、地図アプリを使ってもいいですね。

僕の場合は、最初受付の男の子が「ホトネイム？」としきりに聞いてきたので、ん？俺の名前？フォト？タクシーに乗るのに写真と名前が必要なのか？と3.8秒くらい考えちゃったのですが、「Hotel name?」だったようです。the英語できないやつですね。

さて、無事に行き先(宿泊先)を伝えることができたら、受付ではスマホを使って(え？笑)距離を算出し、運賃を計算してくれます。僕がこの日送ってもらった宿泊先のゲストハウスまでは、受付で計算された距離によれば、空港から4kmでしたので、初乗り1km(40,000スム)＋3km(4,000スム×3＝12,000スム)で、運賃は合計52,000スムでした。

ちなみになんですが、僕が訪れたのが冬でシーズンオフだったからなのか、夜遅かったからなのかは分かりませんが、車種は問答無用でGENTRA一択でした。選ぶ余地なし！別にどんな車種でもいいんですけどね、でも一番安い車を選べていたら、39,000スムで済んでいたので、日本円にしてペットボトル飲料1本分くらい安く行けたと思うとちょっと悔しいですね(笑)

受付票をもらってタクシー乗り場へ

運賃は受付で事前に支払う安心・安全のシステムです。クレジットカードが使えるかどうかの確認を忘れてしまいましたが、到着ロビーにはVISAやMasterの使えるATMもあり、日本円対応の両替所もありますので、現金を用意することもできます。(僕も実際ATMでキャッシングしました)

両替所は入国審査を出て左端にあります。ATMは入国審査を出て、ターンテーブルの向こう側、LOST & FOUNDの横にあります。

両替所は入国審査出て左(日本円対応)

ATMはLOST & FOUNDの脇(柱の横に小さく写る緑の機械)

ATMはVISA、Masterにしっかり対応

受付で車の手配と支払いが済んだら、QRコードの印字された受付票が渡されます。これを持って、到着ロビーの外のタクシー乗り場に向かいます。

タクシーの受付票

到着ロビーの外に出る前に税関があって、デカい荷物はX線検査機にかけられているようでした。僕も必要かな？と思いバックパックを検査台に載せようとしたら「お前はいらん、行っていいぞ」とジェスチャーされたので、そのまま通過して出てきちゃいました。貧乏で何も持っていないと思われたのか、バックパックとサブバックという軽装だったからなのか…

受付票をドライバーに渡して乗車

税関を抜けて到着ロビーの外に出たら、タクシー乗り場がそこにあります。ドアを出るや否や出てくる客を待ってるタクシー運転手さんが一斉にこっちを向くので、ちょっとしたアイドル気分を味わえます。

到着ロビー外の正規タクシーの乗り場

スロープを下って、車の前にわらわらしている運転手さんたちに、受付でもらった受付票を渡すと、そのうちの1人が「俺の車だ、ついてこい」とジェスチャーしてくれるので、ついていきます。ドアは自分で開けて乗り込みましょう。デカい荷物をトランクに積むのも、基本的には自分で行いましょう。

車に乗り込んだら、運転手さんと再度地図アプリで行き先を確認します。何のためのQRコードやねんって感じですが、優しく行き先を教えてあげましょう。

この日の僕の宿泊先がタシケント駅近くの「Hostel Bukhara Gold」というゲストハウスだったんですけど、まあ名前に「ブハラ」って入っているんでね、運転手さんもビビってましたよね。タシケントから400km以上ありますから、ブハラ。

ま、そんなこともありますから、先にも書きましたが、宿泊先の予約画面とか地図アプリで宿泊先を示したスクショとかを用意しておくといいですね。

行き先の確認が終わったら、タクシーは徐に走り出します。あとは街並みを眺めながら車に揺られるだけ。目的地に着いたら「スパスィーバ」とロシア語でお礼を言って降りましょう。

まとめ

以上、タシケント国際空港の正規タクシーの乗り方を解説してきました。

正規タクシーが登場したことで、白タクシーの法外なぼったくり料金にビクビクすることもなく安心して空港から出られるようになったのはとてもいいことですね。

ぜひ皆さんもタシケント空港からの移動で利用されてみてくださいね！

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