こんにちは、ぷんたろうです。またまただいぶ間が空いてしまいましたが、更新を諦めたわけではありません!
今回は、アルメニアの首都エレバンからバスで1時間弱のところにある、世界遺産ゲガルド修道院とその行き方を紹介します。
ゲガルド修道院への行き方
まずはGaiバス停に向かう
ゲガルド修道院方面に向かうバスに乗るために、まずはエレバンの中心地から少し外れたGaiというバス停に向かう必要があります。
位置はここ!Gaiバス停への目印は、下のMapに差したピン付近を拡大すると見えてくるメルセデスベンツのショールームです。
そのGaiバス停に行くには、『地球の歩き方』ではエレバン中心街のマシュトツ通りから5番のバスを利用してねと紹介されていますが、泊まったホステルのスタッフのお姉さんによると、44番のバスでも行けるとのことでした。下のマップに立てたピンのところ、マシュトツ通りのこのKFCの前にあるバス停から乗りました。(なぜかバス停にピンが立てられないので、バス停の目の前のKFCにピンを立てています)
時間帯なのかルートの違いによるものなのか、最初に来た5番のバスは激混みで乗れそうになかったので、そのバスは見送り、次に来た44番のバスに乗りました。44番のバスでは座れました。乗り込んだときにも念のため運転手さんに、メモを見せながらGaiバス停に行くかどうか確認しましたが、うんうんと頷いてくれたし、もちろんちゃんと行けましたよ。
目印のメルセデスベンツのショールーム
バスに揺られること約20分で、Gaiバス停付近に着きます。Gaiバス停への目印だと書いたメルセデスベンツの販売ショールームは下の写真のような建物です。これを目印に降りる時を待ちましょう。バスの進行方向右前方に見えてきます。
お手持ちのスマホに現地SIMを入れている場合は、Google Mapなどで自分の位置を確認しながらバスに乗れば、なお安心ですね。僕もそうしていましたが、心配性な僕は、通り過ぎちゃったらイヤだなぁと思い、早とちってベンツのお店のちょっと手前のあたりのバス停で、他にも結構たくさんいた降りる人たちと一緒に降りちゃいました。でもベンツのショールームの前後で降りれば、歩いてちょっとです。大丈夫。
バスの料金は100ドラム、降車時の支払いでした。
Gaiバス停の場所
ゲガルド修道院方面へと向かうバスが待つGaiバス停は、その目印のメルセデスベンツのショールームのある角から小道をちょっと入ったところにあります。下の写真で言えば、ショールームの手前の道を右に入っていきます。
ベンツのショールームの道を挟んで反対側には、下の写真のような、柵で囲われた中に車がたくさん停まっているこんな場所が。この駐車場のような場所を右手に見ながら道を入っていきます。
するとゲガルド修道院方面へと向かうバスが出発を待つバス停が見えてきます。バスが何台か停まっているのですぐにわかりました。
『地球の歩き方』で紹介されている284番のバスがちゃんと待っていました。266番というバスもあるようですが、この日ここには停まっていませんでした。どのバスが最初に出発するのかわからずうろうろしていたら、運転手さんに「 ゲガルド?」と聞かれたので「イエス」と答えると、コレに乗って待ってろと、乗るべきバスを教えてくれました。
下の写真にあるように、バスの行き先表示に実際は「ゲガルド」とは書かれておらず、代わりに、途中経由するゴグト(GOGHT)やガルニ(GARNI)の文字が書かれていました。そうです、お分かりのように、次回あたりの記事で紹介しようと思っているガルニ神殿へもこのバスを利用しますよ。
ゲガルド修道院まで行かない場合も
Gaiバス停からバスに揺られることおよそ50分、下の写真のような景色を眺めつつものすごい唸り声を上げながら時速40kmほどで走るバスはゲガルド修道院から少し下ってきたところにあるゴグトという街に着きます。
他の方のブログによると284番のバスでゲガルド修道院までそのまま行けたという情報もちらほらあったのですが、僕はここで運転手に、降りて歩いて行くかタクシーで行くかだと言われました。僕一人だけしか観光客がいなかったからなのか、それとも他の方がラッキーなことに修道院まで乗せてもらえたのかは分かりませんが、仕方ありません、降りました。
ここまでのバスの料金は250ドラム、やはり降車時の支払いでした。Gaiバス停まで乗った市内のバスもそうでしたが、そんなに大きな額のお金を出したりしなければ、ちゃんとお釣りももらえます。
さて、バスで行けると思っていたのにどうしたものか、ゲガルド修道院まではまだ距離があるし、これは人生初のヒッチハイクのチャンスか!?と思ったのも束の間、バス停で待ち構えているタクシーの運転手さんに早速捕まります。12月という完全なオフシーズンだったこともあってか、ゲガルド修道院に向かう車なんかほぼ走っていないし、ここは諦めてタクシーに乗ることに。
でも英語も通じる優しい親切な運転手さんでよかった。4000ドラムでゲガルド修道院へ行って、40分間の見学タイム、その後ガルニ神殿の前まで送るよと提示してくれたので、これでお願いしました。
というわけであっという間にゲガルド修道院に到着!途中「どこから来たんだ?」「アルメニアはどうだ?好きか?」みたいな話をしながらほんの5分くらいのドライブでした。
世界遺産ゲガルド修道院
ま、何はともあれ、無事にゲガルド修道院に着いたのでよかったよかった。早速見学を開始します。まずは…駐車場!
修道院の周辺の景色はこのような感じ。ずいぶんと山の上のほうに建っているんだなということがよく分かります。
ではいよいよ入り口へ。入り口の脇では、"石コロを投げて岩のくぼみに入ったら願いが叶う"的なヤツが繰り広げられていました。
門をくぐるといよいよ修道院が見えます。写真の中央やや上には、岩肌の中腹に掲げられた十字架が。どうやってあんなところに十字架を置いたのでしょう。
ゲガルドは「槍」の意味だそうで、キリストを刺したとされるやりが、かつてはここに保管されていたことからゲガルド修道院とよばれているそう。
下の写真に写る建物は主聖堂。この主聖堂は修道院で唯一岩の外に建てられています。
主聖堂は岩の外に建てられていますが、その他の礼拝堂や僧院、食堂などは、山の岩をくり抜いて作られているそうです。ゲガルド修道院の歴史は古く、3世紀ころからあったとも言われています。岩の外に立てられたこの主聖堂も13世紀ごろに作られた建築物であるそうで、驚きです。
こちらも岩の外、主聖堂の祭壇のある部屋の手前の部屋。荘厳な雰囲気です。
主聖堂の手前の部屋の左後方には、となりの部屋に抜けられる通路があって、これを抜けると岩の内部に掘られた、水の湧く礼拝堂に行けます。
主聖堂の手前の部屋の左前方の通路からは、これもまた岩の内部に掘られた石窟礼拝堂に行けます。
上の写真の左上に写る動物の彫刻はライオンと鷲だそうです。下にアップで写した写真を貼りますが、写真下手クソすぎて、編集で目一杯明るくしてもほぼ真っ黒です。
こちらは石窟礼拝堂。
さて、一旦外に出て、階段を上がると、上の階にも部屋があります。
上階の部屋の中は暗くて何の写真を撮ったのかわからないような写真に仕上がっていましたので貼りませんが、中はやはり岩をくり抜いた感が強い部屋でした。音もよく響くことで有名です。
最後に全景をぱしゃりと。
おまとめさん
以上、ゲガルド修道院への行き方と修道院を紹介してきました。簡単にまとめると、
- エレバン市街地から5番または44番のバスでGaiバス停へ、運賃は100ドラム
- Gaiバス停の目印はメルセデスベンツのショールーム
- Gaiバス停からゲガルド修道院方面へは284番のバス、運賃は250ドラム
- シーズンによるのか、284番のバスでもゲガルド修道院まで行けず、途中のゴグトで降ろされる場合もあり
- ゲガルド修道院の見学は無料
という感じですかな。
いろんな人のブログで事前に情報を入手していたこともあって、ビビリの僕でもバスを乗り継いで無事に修道院にたどり着けたので、行き方はそこまで難しくはなかったかなという印象でした。やっぱりブログでいろいろ紹介してくれている人の情報って、事前に写真付きで情報を手に入れられるから役に立ちますね。だから僕もそれを真似てこうやって情報を発信してみております。誰かの役に立ててるといいなぁ…
修道院の見学に与えられた40分ではちょっと短かったかなという感じでした。写真ももっといろいろ調整して試しながら撮りたかったのですが…タクシーの運転手さんとの交渉次第という感じでしょうか?あとはやっぱり、こういうスポットを訪れる前には、歴史の勉強をしていた方が絶対に面白いなと、改めて思いました。何も知らずに行くと、僕みたいに「わー建物かっけー!」「わーすげー、ふるーい!」みたいな感想しか生まれてこないのでね。(笑)
では、次回の記事は、ゲガルド修道院からちょっと戻ってきたところにあるガルニ神殿とストーンシンフォニーをご紹介したいと思っております。