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【ウズベキスタン鉄道】ウズベキスタンで長距離鉄道の旅を楽しんでみよう

2023年3月10日

ウズベキスタンの旅行中、都市間の移動に鉄道を使いたいけど、切符の買い方もわからないし、どうやって乗るのかも心配…

という方もちらほらいらっしゃるのではないでしょうか。実は僕もその一人でした。
だから初めてウズベキスタンで鉄道を利用するときには、事前にネットでいろいろな情報をかき集めて充分に予習を重ねてから、鉄道に挑みました。

なので、そんな僕から、今度はみなさんに、初心者目線でウズベキスタンでの鉄道の乗り方をレクチャーできたらいいなと思い、今回の記事を書いています。

今後のみなさんのウズベキスタン旅がトラブルなく楽しいものになるよう、可能な限りわかりやすく書いたつもりなので、是非最後まで読んでいただければと思います!
では、いってみましょー!

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切符を買う

まずは当然ながら、列車に乗るには切符が必要なので、切符を買います。切符の購入方法はいくつかあるので、下の記事から読んでみてください。

ネットで買う方法↓↓↓

ネット以外で買う方法↓↓↓

駅に入るにはセキュリティチェックを通過する

駅に着いたら、駅の敷地に入る前にセキュリティチェックを受けます。駅舎前にはフェンスがあって、端の方にセキュリティゲートの小屋があるので、その中に入ります。早朝とかだと電気が点いていなくて「ん?やってる?」って思いますけど、ウズベキスタンの長距離列車は昼夜を問わず運行しているので、大丈夫、やっています。ドアを開けたら完全に気を抜いている警備員さんたちが慌てて立ち上がって電気を点けて、チケットとパスポートの確認、セキュリティチェックをしてくれます。空港のように荷物はX線検査、人間は金属探知機を通過しますが、空港ほど厳しい感じではありません。さらっと終わります。

紙のチケットを警備員さんに見せた場合には、確認が済むと「確認したぜ!」のスタンプを押してくれますし、ネットで購入したチケットをPDFファイルのままスマホなどに入れている場合は、それを見せるだけでOKです。

セキュリティチェックとチケットの確認が終わったら、駅の敷地に入れます。2020年当時、今度は駅舎に入るのに2回目のセキュリティチェックがありましたが、2023年にウズベキスタンを再訪したときには、駅舎に入るときのチェックはなくなっていました。なので、敷地に入れたらあとは駅舎にそのままドアを開けて入りましょう。

下の写真は2020年2月当時のブハラ駅の様子です。写真中央やや右付近にオレンジ色の服を着た人が立っているところに赤い屋根の小屋が見えると思います。これが駅の敷地に入るためのセキュリティゲートの小屋です。

ブハラ駅(2020年2月撮影)

下の写真は2020年2月当時のタシケント南駅の様子です。セキュリティゲートを通過して駅の敷地に入った時に、駅の反対側にあったもうひとつのセキュリティゲートの小屋を写した物です。写真右、白いフェンスの先にある白い屋根の小屋がセキュリティゲートの小屋です。小屋の外に人だかりができていますが、旅客と見送り客がごっちゃになっていることもしばしばです。

タシケント南駅(2020年2月撮影)

列車が来るまでは駅の待合室で過ごそう

駅舎に入るとそこは待合室になっています。ベンチが置いてあったり、簡単なお土産屋さんやカフェがある駅もあります。列車が来るまでは、待合室で過ごしましょう。駅のホームには、駅員さんがドアを開けてくれないと入場できない感じです(たぶん)。それに、早めにホームに出れたとしても、ホームには何もない(ベンチもない)ので、駅舎の中で過ごすのがベターでしょう。

下の2枚は、2023年2月にタシケント南駅を利用したときの待合室の写真です。2枚目に写る大きな液晶パネルには、広告と列車の発車案内(?)が順繰りで表示されていましたが、僕の乗る予定だった列車は全然表示されていなくて、本当に来るのか不安でしたが、どうやら液晶パネルに表示される内容が更新されていないだけのようでした。ちなみに撮影している背後には自販機があったり、早朝だったので閉まっていましたけど簡単なお土産屋さんがあったりしました。

早朝のタシケント南駅待合室 (2023年2月撮影)

早朝のタシケント南駅待合室(2023年2月撮影)

さて、列車が来る時間になると、何やら放送が入りますので、他のお客さんみんなもそれに合わせてノシノシと動き始めます。その流れに乗ってホームに出ましょう。ちなみに、放送はウズベク語(ロシア語?)で、英語では話してくれません。そのわからない言語の中のかすかな「タシケント」とか「サマルカンド」とか「アンディジャン」とかいう駅名を聞き取り、「あ、この列車だな」と感じ取るしかありません。(なのでチケットを購入するときに、自分が乗る列車がどこ行きなのかも一緒に把握しておいた方がいいですね)

結構ハードルが高いかもしれませんが、ウズベキスタンの長距離列車は、方面違いの列車が同じような時間に複数本出発するってことがない(僕調べ)ので、チケットを買った列車の時間に合わせて駅に向かい、その頃に駅に来る列車が、自分の乗る列車だと思って概ね間違いはありません。心配であれば列車の側面に掲げられている行き先表示を確認してみましょう。また、あとで書きますが、列車に乗り込む際には、ドアのところで一人ひとりチケットをチェックされるので、万が一違う列車に乗り込もうとしていたら、「違うぜ」と車掌さんが言ってくれるはずですので、乗り間違うことはないのではないかなと思いますよ。

サマルカンド駅の待合室にある発車案内の掲示板とお土産屋さん(2020年2月撮影)

コーカンド駅の待合室はシンプル(2023年2月撮影)

列車の車両側面に掲示されている行き先

窓に貼られている車両番号を確認して乗り込もう

日本の列車だとドアの近くに何号車かわかるように表示されていますが、ウズベキスタンの列車は客席の窓に貼られていることが多いです。高速列車のアフラシャブ号はドアの横の電光掲示板に表示されています。車両番号を確認してドアに向かいましょう。ちなみに、列車の編成がものすごく長いこともあるので、全然見当違いなところで列車を迎えるともしかしたら大変かもしれません。大きな駅だとそこそこ長い停車時間が設けられているので、小走りで自分の車両に向かえばいいですが、小さい駅だと停車時間も短めなのでちょっと慌てるかもです。

アフラシャブ号はドア横の電光掲示板に何号車かが表示されている

車両番号が確認できたらドア前に立っている車掌さんにチケットを見せて「乗っていいぞ」と言われたら乗り込みましょう。ウズベキスタンの人たちに対しては大変失礼かもしれませんが、意外なまでに、自分の予約した席はちゃんと空いています。1回だけ、ダブルブッキングか何かで先に自分の席に座られていたことがありましたが、その1回だけです(まあ言うてそんなに数をこなしているわけでもないけども)。日本だとしばしば隣の席の人が荷物をドーンと置いたりしていることがあったりもしますが、それもありません。チケットに書かれた席を見つけたら座ってホッとしましょう。

アフラシャブ号以外の列車は何号車かが窓に貼られている

車内放送はないけどお茶のサービスがあったり

日本の列車のように丁寧な車内放送は一切ありません。なのでみんな自分の降りる駅をどうやって把握しているのか不思議でしょうがないです。ダイヤが概ね正確なので、みんな時間で判断しているのかな?その真相はわかりませんが、僕はGoogle Mapを見ながら、そろそろだなと判断して降りる準備をしています。駅に着いたら駅舎のてっぺんにデッカく駅名が掲げられているので、それを見て、よしココだ!と降ります。終点駅まで乗る分には困らないんですけどね、途中下車するときはちょっとドキドキします。ただ、ウズベキスタンの長距離列車の道中は、通信会社やプランにもよるのかもしれませんが、ほとんど電波が入らずGoogle Mapもほんと駅に近づくまで使えないことが多いので、やっぱり時間で判断するっていう手段も併用するのがいいかもしれませんね(BeeLineのSIMを入れていた僕のスマホは道中ほとんどネットにつながらなかった)。ちなみに、ちょろっと書きましたけど、長距離列車なのにダイヤは結構正確です。途中途中の駅である程度の停車時間が設けられているので、そこで多少の遅れはリカバーできているのだと思います。到着も数分遅れることはあれど、十何分とか何十分とか遅れることはなかったです。なので安心して乗っていられます。

ところで、ちょっと嬉しいサービスがあるんです。お茶を無料で配ってくれる列車もあるんです。一部区間だけ乗った寝台列車では、お茶が配られるのかどうかはわかりませんでしたが、アフラシャブ号やオズベキストン号に乗ったときにこのサービスに出くわして、「ん?お金取られる?」と思ったけど、周りを見ているとそうでもなさそう…実際、お金を取られることはなく、無料でお茶を頂けました。アフラシャブ号に至ってはお茶に加えてクロワッサンも配られました。なにこのサービス!素敵!日本でもやってほしい!

アフラシャブ号で配られたお茶とクロワッサン

こちらはオズベキストン号で配られたお茶(お茶を持って回る車掌さんに手を差し出さないとくれない)

また、オズベキストン号では、無料のお茶のサービスの他に車内販売もあり、ウズベキスタンらしくナンを販売していたり、スナック菓子やジュースを販売していたりもしますので、小腹が空いたときには利用してみてもいいかもしれませんね。

設備がイマイチなのはご愛嬌

そんなプチサプライズなサービスがある列車ですが、設備はやや古かったり、整備が行き届いていなかったりすることも少々。座席にUSBポートが備えられている車両もありますが、通電していなかったり。なぜか途中、車内の照明が真っ暗なまま走り続ける列車もあったり。おトイレは線路にポチョっと落っことしていく方式だから列車が高速走行している時でないと使えなかったり。便座が冷たそうだったり。掃除が十分に行き届いていなくて、座席の下にゴミ袋が突如出現したり。冷暖房がついていなかったり。

でも乗っていられないほどではありません。これも外国の列車旅の風情だと思えば、むしろ楽しめるかもしれません。(感じ方には個人差があります)

あと、席の場所をミスると、向かいの人とずっっっっっっっっっっと見つめ合わなきゃいけないこともあるので、恥ずかしがり屋さんの方は席選びは慎重に!(場合によっては運命的な出会いにつながるかもしれませんが)

アフラシャブ号の車両中央は向かい合わせの席

オズベキストン号の車両中央も向かい合わせの席

USBポートが付いている車両もある(壊れていることもしばしば)

寝台列車の車内の様子

2023年の再訪では寝台列車にも乗ったので、その車内の様子も少し紹介しておきます。

まず座席(ベッド)には番号がはっきりと書かれているのでわかりやすいです。僕は下の段を選んでチケットを購入していましたが、上の段には少々昇りづらそうですね。

寝台列車の車内

このとき僕はタシケントからコーカンドまでの区間を利用しましたが、早朝からの利用だったので「寝ないでしょ?」という前提だったのか、シーツや枕カバーは配られませんでした。

車両には、乗降用ドアのすぐ近くに給湯器があって、現地の皆さんはお茶を煎れて朝食タイムを楽しんでいました。

車内の給湯器

トイレもしっかりあります。ただし、先にも書いたように、トイレは駅を出てしばらくしないと使えません。それまでは車掌さんが鍵を掛けてしまいます。僕もコーカンド駅のひとつ前のポプ駅を出た直後に「下車前に用足すべ」と思いトイレに向かったのですが、案の定開いていなくて、とぼとぼ自席に戻って降りる準備をしていたら、しばらくして車掌さんがトントンと僕の肩を叩いて「着いてこい」とジェスチャーで教えてくれて、それでやっとトイレを使えました。

トイレは車両に2つあった

トイレの中は下の写真のような感じです。んー…お世辞にもキレイとは言えませんが、ゆとりのある広さです。便器下のペダルを踏めば、便器の底のフラップがパカッと開いて、ブツは線路にさようならしていきます。トイレットペーパーは便器の横のゴミ箱マークのところに捨てるのかな?

トイレ

あと、ちょっとだけベッドの紹介をしておくと、通路沿いの一人用ベッドは、真ん中の部分を反転させるとテーブルになります。(実はこのテーブルの仕組みを解明したくて寝台列車を選んだってのもある)
で、座面下には空間があって、荷物置きとして利用できます。ベッドが4台ある区画の方は、下段のベッドが跳ね上げ式になっているようで、パカっと開けるとベッド下がまるまる荷物置きになっています。荷物を入れて寝てしまえば防犯はバッチリですね。上段の人用には、上段ベッドのさらに上に荷物置きがあります。スーツケースは持ち上げるのがちょっと大変でしょうけど、バックパックくらいなら背負ったまま上がって、そこに置けそうですね。

ベッド状態

真ん中をクルッと反転させるとテーブルになる

ちなみに、下車前にはみなさんシーツと枕カバーをきれいに畳んでいましたので、それがウズベク流というかマナーというかルールなのかもしれませんね。

駅に着いたら出口から退場しよう

無事目的の駅に着いたら、人の流れに乗って、駅舎の脇にある出口へと向かいましょう。セキュリティの関係か、到着客は駅舎には入れないようになっているので、駅舎の中にあるトイレは使えません。なので駅に着いてからトイレに行こうって考えていると大変かもしれません(駅員さんにすげえ頼み込めば使わせてくれるかもしれませんが)。トイレは乗車中に早めに済ませておくのがベターかなと思います。

駅の出口には白タクシーの運転手がたくさん待ち構えていて、次々に「タクシー?」と声をかけられますのでご用心。別にものすごく強引にタクシーに引き摺り込もうとする人はいませんけどね。

なお、到着客が出口からみんな出て行くと、出口のフェンスは閉められてしまいます。駅には再入場できなくなりますので、忘れ物とか落としものには充分気をつけましょう。

さいごに

いかがでしたでしょうか。異国の地で、勝手のわからない列車に乗るのに、最初はドキドキしてしまいますよね。でも大丈夫。英語もロシア語も、もちろんウズベク語もろくに話せない僕でも、カタコトスピーキングと身振り手振り、現地の人の親切さに支えられて、列車の旅を楽しむことができました。

まずチケットをどうやって入手すればいいか、駅に行ったらどうすればいいか、自分の席がある車両はどうやって見つければいいか。その辺さえ分かってしまえば、あとは乗り込んで目的の駅まで揺られるだけです。そして一回乗ってしまえば、あぁこんな感じなんだなって分かるので、2回目以降はスイスイ乗れてしまうはずです。

ぜひみなさんも、現地の人に混じって、ウズベキスタンでの列車の旅を楽しんでみてくださいね!

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