こんにちは、ぷんたろうです。プチ夏休みをゲットして未踏の地のひとつ、和歌山県を訪れたのは8月上旬。もうすでに3ヶ月が経ってしまっていますが、今更ながら書いていこうと思います。
今回の記事では、南紀白浜空港からバスで白浜エリアを観光したのち、JR白浜駅まで移動した時のことを書こうと思います。これから南紀白浜へ行こうかなとお考えのそこのあなた!ぜひ参考になさってみてください。それでは行ってみましょー!
どのバスに乗ればいいの?
南紀白浜空港を発着する路線バスは、基本的には101系統または102系統の町内循環バスです。交通系ICカードは非対応です。細かい現金をご用意くださいませ。1,000円札や500円玉、100円玉などは車内の運転席の脇にある両替機で両替することが可能ですが、高額紙幣は両替できないので注意が必要です。後ろ乗り前降り、降車時支払いの整理券制ですので、乗車時には整理券を取り忘れないようお気をつけください。
101系統のバスは反時計回りに、102系統のバスは時計回りに、JR白浜駅、とれとれ市場、臨海(円月島)、白良浜、千畳口(千畳敷の入口)、三段壁などを結ぶグルっと一周循環バスです。
101系統なら1日最大5本(アドベンチャーワルドの営業・休業により本数が変わる)、102系統なら1日に6本だけが空港に乗り入れていて、飛行機の発着に合わせてくれているようないないようなダイヤが組まれています。もっと細かいことを言うと、系統違いでもう1〜2本のバスが乗り入れていますが、ややこしくなりそうなので、ここでは割愛します。
ちなみに現在、南紀白浜空港には日本航空(JAL)の飛行機が1日3便だけ、羽田空港から飛んでいます。夏ダイヤ、冬ダイヤによって多少時間は異なると思いますが、下の通りです。
- JAL 213便 羽田空港07:20発→南紀白浜空港08:35着
- JAL 215便 羽田空港12:00発→南紀白浜空港13:10着
- JAL 219便 羽田空港16:40発→南紀白浜空港17:50着
僕はこの日、JAL 215便を利用しました。飛行機の到着が定刻では13:10だったので、飛行機が着陸・駐機場に移動してから飛行機を降りるまでの時間を考えると、13:18の102系統のバスには乗れないだろうな、14:22のバスまで空港で小一時間バスを待たなきゃいけないだろうなと思っていましたし、やはり空港の到着ロビーに掲示されている路線バス時刻案内や南紀白浜空港のホームページでも、215便を利用して到着した人には、14:22の102系統のバスを案内しています。でも、気持ち飛行機が早めに到着したのか、奇跡的に13:18のバスに乗れたので、想定していたよりも早く空港を脱出することができました。
なお、より細かいバスのダイヤは、南紀白浜空港のページや、この路線を運行している明光バスのページから、調べることができますので、そちらをご覧いただくのがもちろん一番確実ではありますが、とりあえず空港から出て、三段壁や千畳敷、白良浜、円月島や京都大学白浜水族館に行きたいよ、という方は102系統のバスに、アドベンチャーワールドに行きたいよ、という方は101系統のバスに乗車されてください。空港から出てしまえば、もうほとんどバスの系統を気にする必要はありません。
南紀白浜空港のアクセス案内ページはこちら
明光バス南紀白浜空港発着路線バスの案内ページはこちら
さらにさらに、もっと乱暴な言い方をしてしまえば、本記事のタイトルからすると本末転倒ですが、空港から出る時だけタクシーを利用して、三段壁やアドベンチャーワールドに移動してしまって、それ以降はバスを利用するってのもいいのかなと思います。
三段壁へ
空港から102系統のバスに乗り、最初に着く観光スポットは三段壁です。所要時間は6分ほど。空港からの運賃は大人250円です。
バス停に降り立って、バスの進行方向とは逆向きに10メートルくらい戻ると、こんなお土産屋さんストリートが見えると思います。ここが三段壁への入り口です。
ここから入って下っていくと…ジャジャーン!三段壁です。断崖絶壁に打ち付ける波がダイナミックで結構見応えがあります。
さらに、崖に沿って進む道があって、これを進んでいくと、三段壁の天板部分に行くこともできます。
ちなみに、上の写真の左の方に見えている、燻んだ黄緑色の屋根の建物には、三段壁洞窟へと降りられるエレベーターがあって、料金は大人1,300円でした。どうやらエレベーターを降りたら写真を撮られて後で買わされる(もちろん買うか買わないかは自由だけど)みたいな噂があったので、洞窟に興味はあったのだけど、僕は断念しました。だって一人旅なんだもの、ピンショをみんなに見られながら撮られるなんて、こんな恥ずかしいことはありませんよ。というわけで、この建物からは早々に退散。
千畳敷
続いての観光スポットは千畳敷というところです。海に向かって広い侵食された崖が広がっていて、その上を歩くことができます。
ここまでは三段壁から、バス通りを歩いて15分かからないくらいで行くことも充分できます。ただ真夏はすげえ暑い。僕も歩いて行きましたが、途中日差しを遮ってくれるものがないので汗だくです。
空港から三段壁まで乗ってきたバスが走る通りを、バスの進行方向と同じ向きに歩いていくと、「千畳敷こっち」の看板が見えてきますので、ここを入ります。ここを入って一番奥まで行くと林があって、その林を抜けると千畳敷の駐車場、さらにその向こう側に千畳敷が広がっています。
ちなみに、「暑いならバスに乗るわ!」という方は、空港から乗ってきたバスを降りた三段壁のバス停から、系統番号は気にせず、来たバスに乗って千畳口というバス停で下車されてくださいね。上の写真の左端にもちょろっと写り込んでいますが「千畳敷こっち」の看板のちょい先に千畳口バス停があります。
千畳敷は、大昔の浅かった海に砂や礫(れき)が堆積して、その後波によって浸食された場所だそうで、うにょうにょした地形や固くて脆そうな地層が観察できます。地層マニアにはたまらない場所ですね、僕はまだ足を踏み入れてませんけど。
円月島
さて、続いて僕は、海水浴客でごった返したホワイトビーチの白良浜には目もくれず、そのままバスで通過して臨海というバス停で降りました。千畳敷から102系統のバスで10分か15分くらいかな?料金は240円。ここには円月島という、岩が侵食されて丸い穴が空いた島があります。102系統のバスでここへ来て降り立った場合、円月島の穴を正面から拝むにはバス停から300メートルくらいかな、来た道を戻って、道路から磯に降りられる階段を降りて岩の上を少々沖に向かって進まないといけませんが、時期と時間を合わせれば、穴に覗く夕陽を眺めることも出来そうですね。
他にも、臨海バス停を降りてすぐのところには、天気が良ければやっているのか、グラスボートという海の中が見えそうな有料の観光船の乗り場(ぷんたろう訪問時は天気がよかったのに運休していた)や、京都大学が運営している白浜水族館があります。
ちなみに、この臨海というバス停へは、JR白浜駅やとれとれ市場方面から来るならば101系統または105系統、三段壁や千畳口方面から来るならば102系統のバスしか行きません。ここだけ要注意です。系統の違うバスも白良浜界隈を走ってJR白浜駅と三段壁を行き来してはいますが、これらは白浜バスセンターというバス停から先、ショートカットするカタチで白浜駅方面を行き来していますのでね。明光バスの運行系統図でもご確認くださいませ。(105系統は、JR白浜駅を出て、101系統と同じルートを三段壁を終点として運行しているバスです。101系統はグルっと一周してJR白浜駅に戻りますが、105系統は三段壁で折り返します。)
明光バス運行系統図はこちら
とれとれ市場
円月島を眺めた後は、とれとれ市場に来ました。とれとれ市場前というバス停でバスを降ります。円月島の最寄りの臨海バス停から260円。バス停があるのは結構な交通量のある大通りなのですが、バス停から市場に向かって歩くと、その大通りから分流して市場の駐車場に入場する車が、ものすごい勢いで走ってきますので気をつけて!
市場は、白浜に来ている人は全員立ち寄っているんじゃないかと思える程の賑わいです。新鮮な魚介類のお店、お酒やお菓子、おもちゃなどのお土産類のお店、その他カフェがあったり海鮮縛りのフードコートがあったりします。市場の建物の中の端っこにはちょっとしたゲームセンターもあるので、買い物中にゴン太言う子供ちゃんたちは、ここに連れ込んでおけばきっとOKです(笑)。
どうやら市場のすぐ外にはバーベキューコーナーもあって、市場で買った魚介類をスグに焼いて食べることもできるようですよ。ま、僕は一人なんでね、家族連れ多数の中でBBQなんてできたもんじゃありませんけどね。代わり(?)にカフェで和歌山みかんのアイスを買って、リア充がたくさんいる中で食べてやりましたよ。(リア充って、もう死語?)
そんなこんなでJR白浜駅へ
とれとれ市場の雰囲気を堪能したぷんたろうは、最後のバス旅です。11系統のJR紀伊田辺駅行きのバスが来たので、これに乗ってJR白浜駅に来ました。とれとれ市場前バス停から160円。
JR白浜駅前ロータリーはこんな感じ。バス停には行き先が細かく書かれているので、どれに乗るべきかはあまり迷わなくて済むのではないと思いますよ。ちなみにスーパーザックリ書いておくと、1番乗り場が、とれとれ市場前を経由して白良浜や千畳口、三段壁に向かう101系統・105系統のバスの乗り場で、3番乗り場が、アドベンチャーワールドや南紀白浜空港を経由して三段壁や千畳口、白良浜に向かう102系統のバスの乗り場のようです。
また、バスロータリーの端っこには明光バスのチケットカウンターがあって、フリー乗車券などを購入することもできるようです。ちなみに、空港に降り立った人がフリー乗車券を入手するにはどこに行けばいいのかは調査し忘れましたよ、すみません。
ちなみに、ここまでぷんたろうが辿ってきた順番でバスを乗り降りすると、トータルで910円。1日フリーきっぷが1,100円なので、ぷんたろうパターンだとフリーきっぷは買わない方が安く済みますね。
さて、JR白浜駅へとたどり着いたぷんたろうは、このあと新宮行きの各駅停車に乗って1時間50分の鉄道の旅を楽しみ、紀伊勝浦駅の宿へと向かうのでした。バスと違ってJRはICカード対応でした。JR白浜駅には簡易型のIC改札機がありましたし、改札機を置いてない小さな駅での乗降客用に、車内にもICカードリーダーがありましたよ。
まとめますよっ
さあ、ダラダラと僕の航路を書いてきましたが、要点は、
- 空港から脱出して白浜エリアの観光スポットを巡るには101系統または102系統のバス(伝家の宝刀タクシーもありか?!)
- 101系統のバスは、空港からアドベンチャーワールド、JR白浜駅、とれとれ市場、円月島方面を回って三段壁へ向かう
- 102系統のバスは、空港から三段壁、千畳敷、白良浜、円月島方面を回ってJR白浜駅方面に向かう
- 円月島(臨海バス停、京都大学白浜水族館)に行くには101系統または102系統のバスに乗らなければならない
- その他の観光スポット間は、来たバスに乗れば大体OK
- ICカードは非対応、細かい現金を用意されたし
という感じでしょうかね。バスの全体の本数は、決して多くはないものの、かといってすごく不自由するほど少ないわけでもないので、白浜エリアの観光スポットをいろいろ巡るには、安く済むバスがいいのではないかと思います。
南紀白浜への旅を検討されている方の参考になれば嬉しいです。また次の記事で!