どうもこんにちは。ぷんたろうです。仕事が3連休なもので、ブログを更新する気が湧いております。今のうちにコーカサス旅の記事を先に進めたいと思います。
さて、そんな今回は、ジョージアの首都トビリシを発ち、隣国アルメニアの首都エレバンへと移動した時の話です。
トビリシのタクシー乗り場への行き方
トビリシのタクシー乗り場は、地下鉄のStation Square駅前にあります。駅の改札を出て建物の外に出ると、左手にロータリーがあります。エレバンへ向かうタクシーは、ロータリーの下の段(と言えば伝わるかな)にあります。駅を出て左へ左へ…と行くとショッピングモールの2階部分に行ってしまうのですが、その建物の中を通って1階に降りてもいいと思いますし、駅を出て左前方に向かって進むと、下の段のロータリーがあることもお分かりいただけるかと思います。
さて、エレバンに向かうタクシーの乗り場ですが、目印は下の写真の中央に写っているキャンピングワゴンです。車体に「EPEBAH(エレバン)」と書かれています。一応これがチケット売り場らしいのですが、僕はこの辺りをウロウロしていたら、ドライバーに「Yerevan?」と聞かれたので、「Yes!」と元気よく答え、どの車かを教えてもらいました。ちなみに車は、同じく下の写真に写る紺色のベンツのワゴン車です。
タクシーの出発時間
タクシーの出発時間は9:00、11:00、13:00、15:00、17:00の1日5便ですが、人が集まり次第出発というタクシーなので、定刻より早く出ることもあるし、定刻になっても出発しないこともあります。
僕は11:00のタクシーに乗りたかったのですが、10時すぎにタクシー乗り場に着くように宿を出てきました。あわよくば9時に出発できていないタクシーに乗り込めることとか、または11時出発予定のタクシーの早発を狙っての時間です。
ま、結果から言うと、なんだかんだでほぼ定刻の出発でした。人は集まっていたのですが、みんな車に乗り込む前に荷物を整理していたり、友人知人と別れの挨拶をしたりしていたので。
タクシーの料金
料金は1人35ラリでした。チケット売り場はありましたが、声をかけてくれた運転手さんに現金で渡しました。最初「本当にこの人に渡していいのか?」とも思いましたが、大丈夫でした。ちゃんと運転手さんでした。(笑)
道中の様子
タクシーはベンツの9人乗り大型ワゴン車でした。運転席も含め3人×3列。ここまで書いちゃうとベンツのワゴン車のレビューみたいになってしまいますが、座席は1席1席が独立しているので、座り心地はよかったです。さすがはベンツやなー。
乗客は僕の他に6人。うち一人はたまたま同じタクシーに乗り合わせた日本人の男性でした。車の外で出発を待っていたら彼も現れて「Where are you from?」と聞いてきたので「From Japan!」と元気よく答えたら「あ、同じですね〜」と言ってくれたので、一気に緊張が解れました。ぎゅうぎゅう詰めのタクシーに日本人僕一人だったら心細いなーと思っていたので、彼は神様のように見えました。
9人乗りのワゴン車に運転手一人、僕を入れた乗客7人と、トランクに入りきらなかった荷物を最後列3席のうちの1席に座らせていざ出発。
しかし寄り道の多いこと。出発してすぐに、知り合いの商店に寄って何かを買っていたり、車の修理工場に寄って工場のおっちゃんと何やら喋っていたりと、トビリシを出るまでに4箇所くらい寄り道をしていました。これも外国ならではっていう感じで楽しいですけどね。
そして車は一般道を時速100キロくらいの猛スピードでどんどん進み、出発から1時間半ほどでジョージアとアルメニアの国境に到着しました。
人生初の陸路で国境越え
国境に着くと、運転手以外は車を降りて徒歩で建物の中のパスポートコントロールに向かいます。
建物の中に入ると、パスポートコントロールのブースが2つ。みんな押し合いへし合いで列を進みます。タクシーに同乗していたおばあちゃんが、言葉が通じないながらも「こっちだよ、私の後に並びな!」的なジェスチャーとアイコンタクトで、僕ら日本人2人を気にかけてくれていました。
パスポートコントロールでは特に何も聞かれることなくスルッとジョージアを出国しました。パスポートコントロールの後には両替所もあったので、ここでサクッと両替を済ませ、アルメニアの通貨ドラムをゲットしました。出国審査場のあとで再度タクシーに乗り込み、今度はアルメニアの入国審査場へと進みます。(他のブロガーさんには、歩いて行ったという人もいましたね)
アルメニアの入国審査場に着くと、先ほどと同じように運転手以外は車を降りて入国審査場の建物の中に入り、パスポートコントロールに並びます。
で、ここからが難関、アルメニアの入国審査です。事前にネットで、アゼルバイジャンへの入国履歴のある人は大変だよ、という情報を仕入れていたのですが…
大変でした。(笑)
パスポートの最後のページにアゼルバイジャンの出入国スタンプを見つけるや否や露骨に、わざとらしくオーバーリアクションで、まるで演技かの如く嫌な顔をし始める入国管理官のおっさん。
で、入国の目的、宿泊先、電話番号、何泊するのか、を聞かれました。電話番号は現地のものなんて持っていないので日本での携帯の番号を伝えましたが、問題なさそうでした。英語でのやりとりでしたが、おっさんも僕も互いに英語が母国語ではないのでなかなか通じ合えず、おっさんは激昂する始末。それを見かねた金髪の若い入国管理美女がやってきて、助けてくれました。おっさんは嫌な顔して終始不機嫌だったのに対し、助けにきてくれた金髪美女は終始笑顔で優しく対応してくれました。ちなみに、周りにいた入国待ちの人たちは、「あいつ、何があったんだ?」的な哀れみの目で僕を見ていました。(笑)
しかしこの対応の違いは何なんだろうか。国からの指導で、アゼルバイジャン渡航歴のある人間には嫌な対応をしろとでも言われているのでしょうか。でもそれなら、この美女はなぜこんなに良い対応をしてくれるのだろうか。世代の違いなのだろうか。若い世代の方が、アゼルバイジャンなど対立する国々や、そこに渡航したことのある旅行者に対する理解もあるのだろうか。そんないろんなことを考えたアルメニア入国審査でした。
なにはともあれ、アルメニアには入国を果たせました。
ちなみに、アルメニアは2017年9月6日以降、180日間までの滞在ならビザ不要になったとのことです。
山を越え、湖が見え、いよいよエレバンへ
入国審査を終えて、車に乗り込むと、またすぐにお店の前に車が止まりました。ここでお昼休憩です。コンビニです。ここで僕はコーラとピザパンを買いました。同乗していた日本人の彼は外のATMでキャッシングも試していました。無事に現金も引き出せたようです。
さて、食糧をゲットしたら再び車は走り出します。時刻は14時半ごろ。国境越えにおよそ2時間かかっています。
車は山をぐんぐん登り、気温も下がって車の窓ガラスは白く曇っていきます。途中、山の中にもところどころ栄えている街がありました。後で調べたら、イジェヴァンという街で、林間リゾートのようです。
車は峠を越え、気がつけば左手には大きな湖、セヴァン湖が見えていました。エレバンまではあと少し。
そしてエレバンに到着
僕たちを乗せた車は、途中所々で同乗のおばあちゃんを降ろしたりしながら、18時前にエレバンに到着しました。事前にリクエストすれば、そこまで連れて行ってくれたのかもしれませんが、僕たちはノーリクエストだったので、エレバン駅で降ろされました。
長旅おつかれさまでした。
おまとめさん
以上、ジョージアの首都トビリシからアルメニアの首都エレバンまでのタクシーによる移動を紹介してきました。ジョージアのタクシー乗り場がもしかしたら最初は見つけづらいかもしれないのと、アルメニアの入国審査が少々厄介なのを除けば、決して難しい旅ではありませんでした。
ちなみに、アゼルバイジャンのあとでアルメニアを訪れる場合は僕がここに書いた程度のことで済むようですが、アルメニアのあとでアゼルバイジャンに入国しようとすると、アルメニアで購入したお土産を没収されたり、最悪の場合入国を拒否されることもあるとかないとか…なので旅の順番にはちょっと気をつけた方がいいかもしれませんね。