こんにちは、ぷんたろうです。今回は、ノルウェーの首都オスロの、ガーデモエン国際空港からオスロ中央駅までの鉄道による行き方を解説してみようと思います。
広告
オスロ中央駅への路線は2本
ガーデモエン国際空港からオスロ中央駅への鉄道には、ローカル線と特急(FLYTOGET)の2路線があります。これらの2路線は並行して走っているのですが、大きな違いは運行頻度と値段と速達性です。
当然ながら特急の方が早くオスロ中央駅に到着できるのですが、その分運賃はお高めの設定。しかし10分ごとに列車があるので、利用しやすそうです。
対してローカル線は、特急より所要時間も少し余分にかかり、10分に1本来る特急とは違い、1本逃すと間が20分開いちゃうようなことも。ただし運賃は特急のおよそ半分で済みます。
どちらを選ぶかは、みなさんの旅程やお財布事情に合わせて決めてみてくださいね。
10分毎に出ているのがわかる
オスロ中央駅までの運賃と所要時間
さて、その特急とローカル線の運賃と所要時間について書いていくわけですが、まあしかしですね、特急だと高い分早く着くとは書いたものの、この先読んでいただければ、お分かりいただける通り、実はそんなに早くないです(爆)
オスロ中央駅までの運賃は、特急なら240NOK(2025年1月現在)で、所要時間は約20分だそう。(僕ケチって特急に乗ってないので、いろんな情報調べた結果です。)
対してローカル線の運賃は124NOK(2025年1月現在)で、所要時間は約25分。
うーん…10分に1本出ているからローカル線のタイミングによっては、特急に乗った方が時間も無駄にしなくて済みそうだけど、ローカル線も同じような時間にあるんだったら、あまり特急に乗る意味がないような…
オスロ中央駅までの運賃と所要時間
特急：240NOKで約20分
ローカル線：124NOKで約25分
切符の買い方(ローカル線)
と言うことで、ケチな僕はローカル線でオスロ中央駅へ向かうことに。
ガーデモエン国際空港に飛行機で着いたら、「Express Train, trains」と書かれた看板を頼りに駅へ向かいましょう。
ガーデモエン国際空港の駅は、あまり駅感のない出立ちなので、うっかりしていると通り過ぎてしまいそうですが、こんな感じのところです。ノルウェーのサーミ語で「Lufthavn」は空港を意味します。つまりここが、オスロ空港駅ということですね。(下の写真は到着ロビーから歩いてきてエスカレータを1階上がったところから撮影したものなので、実際に到着ロビーから歩いてくると、写真中央の5、6人が腰掛けているベンチがある階に来ます。)
切符は、特急ならオレンジ色の券売機、ローカル線ならネイビーの券売機で購入します。
どちらも言語を英語に切り替えることが可能で、クレジットカードにも対応しています。
ここから先、ローカル線のチケットの買い方を解説しますね。
まず、オスロ中央駅までの片道切符を買うにあたり「Single Ticket」を選択します。
続く画面で行き先を入力します。オスロ中央駅なら「Oslo S」と候補が画面に出てきますので、これをタッチすればOKです。
続く画面では「このチケットではオスロ空港特急(FLYTOGET)に乗ることはできませんで」と注意書きが表示されますので、「Close」をタッチして画面を進めます。
次の画面で、必要な切符の枚数を選択します。「＋」キーをタッチすれば枚数を増やせます。減らしたいときは「－」キーをタッチ。大人も子供もまとめてこの画面で枚数を選択できるので便利ですね。枚数を選択すると画面右下に「Next」と出てくるので、これをタッチして次に進みます。
次の画面では、購入する切符で乗れる区間(ZONE)と運賃が表示されます。ZONEとは、どうやらこの鉄道が走っているエリアの区分けのようでして、空港は4Nというエリアに含まれており、画面に表示されている文言から察するに、空港から4つのZONEの区間以内なら乗れるよみたいな意味だと思います。あまり気にしなくていいと思います。
運賃を確認したら、画面右下の「Pay」をタッチして次の画面へ。次の画面では、列車が遅れた時や運休になった時のあなたの持つ権利(たぶん払い戻しなどの決まり)は、運行する鉄道会社によりけりだよ、と書かれていますので、まあそんなもんでしょうと思いながら「OK」をタッチして、次の画面に行きます。
画面が切り替わると支払い方法を選択する画面になりますので、どちらかを選択し、クレジットカードなら画面に表示される指示に従い、カードを機械に挿入、暗証番号を入力すれば支払い完了です。
発券される切符はこんな感じの大きなものです。
列車を指定した記憶がないのに「これに乗れよ」的な感じで列車の出発時間と到着時間も印字されていますが、必ずしもこれに乗らなければならないワケではなく、切符を買った時点でもっとも早い列車の時刻が印字されているようです。そして、そのもっとも早い列車の時刻から2時間後までがこの切符の有効期限のようです。
なので、切符を買ったら2時間以内にちゃんと乗ってねということなのでしょう。
時刻表の見方と乗り場
大きな電光掲示板に列車の時刻、種別(特急かローカルか)、行き先、ホーム、経由地が書かれています。
「FLY1」とか「FLY2」とオレンジ色で書かれているのは先述の特急のことなので、特急に乗る方はこのオレンジ色で表示された列車に乗ればOKですし、ローカル線に乗る方はそれ以外の列車に乗りましょう。
あと行き先と経由地にも注意しましょうね。特急は空港駅が始発で、全部オスロ中央駅を通るので、間違えることはないと思いますが、ローカル線の空港駅は路線の端っこの駅ではなく途中駅なので、オスロ中央駅とは反対に向かう列車もあります。
ローカル線でオスロ中央駅に向かうなら、行き先が「Asker」とか「Kongsberg」とか「Skien」とかの列車を選びましょう。経由地(Via)に「Oslo S」が書かれていれば尚安心ですね。
ローカル線でオスロ中央駅に向かう場合は列車の行き先に注意
ホームへはこのようなガラス扉からエスカレーターで降ります。扉の上に画面が掲げられていて、そのホームから次に出発する列車の時刻と行き先が書かれています。
ホームに降りれば、そこにも次の列車の時刻と行き先が表示されていますので安心ですね。
列車に乗り込んだら車内で検札を受ける
列車内は自由席なので、どこでも座れます。ローカル線なのに特急のような大きな椅子です。
空港から出発してちょっとすると車掌さんが検札に来ますので、切符を渡して検札を受けましょう。なので切符は列車を降りるまで無くさないように！
まとめ
ということでノルウェーの首都オスロのガーデモエン国際空港からオスロ中央駅までの鉄道による行き方を紹介してきましたが、まとめると、
- ガーデモエン国際空港からオスロ中央駅への路線は特急とローカルの2路線
- 所要時間は特急なら約20分、ローカルなら約25分
- 運賃は特急なら240NOK、ローカル線なら124NOK
- 時間に余裕があるならローカル線のほうがかなり安上がり
- 特急は10分に1本の間隔で運行、ローカル線の運行間隔はまちまち
- 特急はオレンジ色の券売機で、ローカル線はネイビーの券売機で切符を購入
- ローカル線は列車の行き先をよく確認してから乗るべし
- 列車に乗ったら車内検札に切符を提示する
といったところでしょうか。
みなさんの旅の参考になれば幸いです。
広告