こんにちは、ぷんたろうです。
今回からしばらく中央アジアの国、カザフスタンとキルギスへの旅の様子をお届けする記事です。
初回はカザフスタンの第二の都市アルマトイから入国して、隣国キルギスの首都ビシュケクへ移動した時の様子を書いていこうと思います。
早速いってみましょー!
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アルマトイ国際空港に到着してSIMをGET
日本からカザフスタンのアルマトイへは、ソウル・インチョンで乗り継ぐのが一番ベタなルートかと思いますので、僕もそれで行きました。
成田13:20発アシアナ航空101便
↓
インチョン17:35発アシアナ航空577便
そして、現地時間の21時半ごろにアルマトイに到着。
入国審査場が狭っこいですが、耐えましょう。下の写真で左端の方のブースが外国人向けのブースなので、この辺に並んで待ちましょう。一応「Foreign Passport」みたいな看板が立ってたと思います。入国審査では何を聞かれるか、言葉は通じるのか、かなり緊張しましたが、特に質問はなく、顔をじろじろとみられて写真を撮られて終わりました。ホッ。
入国審査を抜けると税関がありますが、たいていの旅行者は申告するものはないと思いますので、緑色の看板の下を通りましょう。(通りましょうとか言いながら下の写真、ロープ張られてて通れないようになってるけど、俺はどこから抜けたんだろうか…)
晴れてカザフスタンに入国しました。アルマトイ空港の到着ロビーは、ウズベキスタンのタシケント空港の到着ロビーに比べると、飲食店や両替所、ATM、売店がいくつかあり、賑やかな印象でした。ちなみに出発ロビー階はさらに賑やかな印象でした。Costa Coffeeなんかもあったりして。
何軒かSIM屋さんもあって、到着ロビーに出てすぐのところにはALTELとTELE2のSIM屋さんもありましたが、アレです、開いているのに休憩中のパターンでした。海外あるあるな気がしますね。
しょうがないので、別のSIM屋さんを当たることに。店がやってて若いお姉さんが店番をしてて英語が通じそうな2階の隅っこのBeelineで購入しました。到着ロビーの右端にあるエスカレーターを上がった正面にあるお店です。ウズベキスタンでもおなじみBeelineですね。到着ロビーの他の小さい売店、それこそ上の写真の僕がサムサを買った売店とかにもBeelineのステッカーが貼られていたので、そこでも買えたのでしょうけど、言葉が通じないかもと思ったので2階のここで買うことにしました。
繋がりやすさとか料金とか調べたらキリがないのでしょうけど、Beelineはウズベキスタンでも使ったことあるし、コレでいっか的なノリで買いました。電話番号付き1ヶ月間15GBで7,000テンゲ。アルマトイには、到着したこの日とキルギスから戻って滞在する日を全部合わせてもたったの3日間なので、完全にオーバースペックですが、仕方ありません。
なお、一旦キルギスに出て再入国したあとまた使えるかお店のお姉さんに聞いたら、アクティベートなしでまたそのまま使えるよんと教えてくれました。
サクッとSIMをアクティベートしてもらったら、これまたウズベキスタンでもお馴染みのYandex Goでタクシーを手配して、サクッと宿へ移動します。この日泊まった宿ですが、宿そのものはよかったものの、相部屋のおっさんによって最後の最後で腹が立ったので紹介しないことにします。(宿の人すみません)
サイランバスターミナル
さて翌朝です。キルギスの首都ビシュケクに向かうバスは、サイランバスターミナルというところから1日4本出ています。
以前はミニバスが頻発していたそうなのですが、最近は大型バスに集約されてしまったようです。
サイランバスターミナルは、the旧ソ連といった趣の建物で、やや薄暗くちょっと不安な気持ちにもなりますが、変な人に絡まれたり危ない目にあったりはしませんでした。(最低限の警戒はしてね)
ビシュケク行きバスのチケットは、なんとなく雰囲気ビシュケクと読める看板に従って建物内のロビーに入って…
ここのブースで購入できます。上の写真のなんとなくビシュケクと読める看板のところのドアを入ったら正面です。ロビー全体で見たら右端にあります。
チケットブースの窓が小さいので、ここでいいのか?と不安になりますが、覗き込めばおばちゃんが座っています。英語もしっかり通じるおばちゃんがチケットを手配してくれました。たぶんクレジットカードが使えないので現金を用意していきましょう。一応国際線なのでチケット購入時にはパスポートも提示します。アルマトイからビシュケクまでは3,000テンゲでした。2つ上の写真にも写り込んでいますが、建物内にATM(柱の前の緑のデカい機械がATM)も備えられていましたので、ここでキャッシングもできそうですね。
バスの時間は、窓口にでも貼ってあれば写真に撮っておこうかなと思ってたのですが、掲示がなく。他の方がブログに書いている情報だと、8:00、12:00、16:00、18:00の1日4本のようです。
僕はビシュケクに着いた後その足で、イシククル湖畔の街チョルポンアタまで行く予定にしていたので、8:00のバスに乗りました。
乗り場は、チケットブースの奥の扉から出て右に折れた2番ホームでした。
シーズンにより混雑具合は変わると思いますが、10月下旬では僕含めて20人くらいしか乗っていませんでした。
座席は一応指定席らしいですが、ガラガラならたぶんテキトーに座っても問題ないと思います。ダメなら移動してくれと、出発前の乗客名簿のチェックで指摘されると思います。(一応国際線バスだからかな?乗客名簿をチェックして、その証にチケットに指でプスっと穴を空けてくれます。)
バスはこんな感じ。お世辞にも綺麗とは言えませんが、途中で1席脚が折れてそこに座っていたお客さんがひっくり返った以外は順調にビシュケクまで走りました。
サイラン出発後サービスエリアを経由して国境へ
バスは定刻から少々遅れて8:12にバス停を離れ、街中を順調に抜けていきます。朝のアルマトイの渋滞はぜんぜんありませんでしたね。スイスイでした。
ちょっとアルマトイの市街地を抜けるとこんな平原が広がっています。
そして走ること1時間半ほどで、いろんな人のブログでも紹介されているこちらのサービスエリアに到着です。
ここで20分くらいの休憩です。トイレは10テンゲ。中央アジアあるあるの、床ビッチャビチャトイレです。トイレを洗った水なのかなんなのか…想像しないでおきましょう。
言葉も通じないし、あまり悠長にウロウロしていると置いていかれそうなので、トイレだけ済ませて早めにバスに戻っておきます。
休憩ののち再び走ること1時間半ほどで、カザフスタンとキルギスの国境の街コルダイに到着です。
バスが停まったら、乗客は全員すべての荷物を持って、歩いて出入国審査場に向かいます。周囲の人の流れに乗っていきましょう。
あと重要なのが、バスの車両と、同乗のお客さんを覚えておくことです。髪型でも服装でも荷物でも。何か特徴を覚えておいて、キルギス入国後、なんとな〜く彼らに着いていってみんなで固まってバスが越境してくるのを待つと安心感が違います。バスの特徴も覚えておけば、あぁこのバスだと、より安心ですね。
出入国審査、特になかなか言葉の通じない国での審査はいつでも緊張しますが、カザフスタンの出国、キルギスの入国ともに、何か質問されるようなことはありませんでした。荷物もX線検査機に乗せられますが、税関職員もたぶんちゃんと見てないので、大体スルーされて出てきます。
なぜかカザフ出国後、ブースのすぐ裏にいた職員に「パスポート見せて」と言われました。たった今出国してきたんだから何も怪しいことないんだけどなと思いながら、見せなきゃ通してもらえないんで見せましたけどね。「どこから来た?」と聞かれたので「ジャパン」と答えたら、ふ〜んという感じで頷かれ通してもらえました。なんやねん。
まあいいや、さあ、晴れてキルギス入国です。
キルギス入国直後SIMや両替なんでも揃う
キルギスに入国すると、そこには露天商のSIM屋さんや両替所がたくさんあります。僕もここでテキトーにSIMを買いました。おそらく学生がバイトでやっているのでしょう。なんかすげえ軽いノリでSIMを売っています。MEGA COMという会社のSIMが「これがナショナルキャリアだ」ということだったので、それをもらいました。1週間のネット無制限で1,500テンゲ、アクティベートもしてもらえました。(まだ両替前だったからテンゲで売ってくれました)パスポートもノーチェックだったけど、いいのか?
全然記憶にないのですが、SIMを買った後、たぶん両替もこのあたりのテキトーな両替商でしてもらったんだと思います。
いろいろ調べて一番いいSIMを買ったり、よりいいレートを求めて両替商を見極めている旅人のみなさん、偉いですね。ボクソウイウムズカシイコトデキナイ。
越境したバスが停まる場所
同じバスの乗客と固まって待っていると安心だよね、と先に書きましたが、一応バスが停まるっぽい場所はここです。SIM屋さんとか両替所を過ぎて、さらに国境警備隊か何かの詰所みたいな建物の向こう。デカいPの看板があります。
あと、そうだ、国境を越えたら、「あとはサヨナラ、自分たちでタクシーで行くわ」という颯爽と消えていく乗客も何組かいますので、ご注意を。
バスの運転手さんもそれをわかっているんだと思います。乗客の数が揃わなくても頃合いを見て出発してしまいます。ということは、置いていかれる可能性もあるということなのでご注意を。
ビシュケク西バスターミナル到着
さて、キルギスに入国したバスは、途中で1席脚を折り、そこに座っていた乗客が転がしつつ、国境からさらに1時間弱走って、キルギスの首都ビシュケクの西バスターミナルに到着します。
このバスターミナルは色々な方面へのバスの発着拠点になっている大きなバスターミナルです。ターミナルビルは、ここもまたthe旧ソ連といった趣で、結構年季が入っています。商店がたくさんあるので、水や軽食の調達には困りません。両替商もいくつかありますが、ATMはありませんでした。
ものすごく治安が悪そうだ、これは絶対にスられるぜ、というほどの印象はありませんでしたが、旧ソ連あるあるで、全体的に薄暗く多くの人でガヤガヤしているので、身の回りのものには気をつけましょう。
まとめ
以上、カザフスタンのアルマトイからキルギスのビシュケクまでのバス移動について書いてきました。
- バスはアルマトイのサイランバスターミナルから
- 8:00、12:00、16:00、18:00の1日4本
- バスターミナルの中、ロビーの右の隅っこのブースでチケットを買う
- チケットは3,000テンゲ現金払い
- バスターミナルにATMあり
- 国境では荷物を全部持って徒歩で出入国審査へ
- 出入国審査では特に質問はなかった(たまたまか?)
- キルギス入国直後にSIMの購入や両替もできる
- ビシュケク西バスターミナルのビルの裏に到着する
大事なことはこんなトコですかね。
みなさんの旅の参考になれば幸いです。ではまた次の記事で!
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