こんにちは、ぷんたろうです。
今回は、アルマトイの市街地からバスで30分ほど行ったところにあって気軽に大自然を楽しめる場所、メデウとシムブラクスキー場について紹介したいと思います。なんだかんだでアルマトイを訪れてからまもなく1年が経とうとしていますが、めげずにブログ記事を書いていますぜ。そう、すべてはこっそり読んでくれているあなたのために(はーと)。
いってみましょー。
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街歩き用に2GISをインストール
前回コクトベパークという丘の上の遊園地に行ったときの記事でも紹介しましたが、アルマトイの街歩きに便利なのが、「2GIS」という地図アプリです。これをお手持ちのスマホに入れておくと地図を見るのはもちろんのこと、現地の公共交通機関を含めたルート検索も簡単にできますし、何よりもオフラインでも使えるので大変便利です。
2024年10月現在、なんとこの便利なアプリが、App StoreからもGoogle Playストアからもダウンロードできなくなっていますが、一応アプリとしては存在しているようなので、もしカザフスタンやキルギスに行って、現地の携帯電話回線やW-Fi回線に接続してダウンロードできるのであれば、ぜひダウンロードされてください!
メデウとシムブラクスキー場
メデウとは、アルマトイの市街地から南東方向にバスで30分くらい走ったところにある、ウインタースポーツのリゾート地です。
ここには、冬季アジア大会のスピードスケートの会場にもなったスケートリンクがあり、その脇の道路を進むと、周りを山々に囲われたスケートリンクを見下ろせる高台にも上がることができます。また、スケートリンクから少し下ってきたところにあるロープウェイで山に登ると、アルマトイの、いや、中央アジアの一大スキーリゾートであるシムブラクスキー場があったりして、さらにさらにそのロープウェイを乗り継いで行けば、標高3200mのほぼほぼ山の頂上まで気軽に上がることもできます。
気軽に大自然を堪能したいってときにはもってこいの場所です。
メデウへの行き方
12番バス
アルマトイの市街地から12番のバスに乗ります。このバスは終点がメデウのスケートリンクなので、途中下車の必要性がなく、そういった意味では安心して乗っていけます。
バスに乗るにはアルマトイ公共交通機関の共通パス「ONAY!」をゲットしておきましょう。物理カードタイプも販売されているようですが、僕はアプリ版を試してみました。
ONAY!の使い方はこちら
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【アルマトイ】アルマトイの公共交通機関のプリペイドカード「ONAY!」のアプリ版でバスに乗ってみた【カザフスタン】
こんにちは、ぷんたろうです。 アルマトイの公共交通機関を利用するときに必須と言っていいほどのアイテムであるプリペイドカードの「ONAY!」。 ほかの旅人と違うことをしてみたいと思った僕は、物理カード版 ...
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スケートリンクまでは市街地からだと30分から40分ほどで着きます。ただ、時間帯によってはバスが激混みなので朝早く出かけるのがいいのかなぁ。僕はお昼の12時半ごろに地下鉄Abay駅近くのNazarbaevというバス停から乗ったのですが、「もうさすがに通勤通学の乗客もいないだろうから座って行けるだろうぜ」と思っていたら、びっくりするくらい激混みで、道中ほぼずっとどこにもつかまることできない上に片足立ち状態でした。
終点はスケートリンクの目の前
さて、バスが終点に着くと、スケートリンクの目の前です。
もし、スケートリンクには興味がなく、標高3,200mのシムブラクスキー場の山頂に行きたいよという人は、終点の1コ手前のバス停で降りて、ロープウェイ乗り場に直行しましょう。ま、終点まで乗ってきてしまっても、ロープウェイ乗り場は見えていて、歩いて5分少々で着きますので、大丈夫です。
終点でバスを降りて振り返るとそこにメデウのスケートリンクがあります。
メデウで気軽にハイキングを楽しむ
スケートリンクを見下ろせる高台は絶景
僕がここに来た理由は、実はスケートリンクではなく、大自然を堪能するためだったり。
スケートリンクを右手に見ながら道路を登っていってみます。途中、道路をフェンスで塞いでいるところもありますが、歩行者は端っこから通り抜けられます。
すると、なんか広いところに出ます。ここからだと、ちょっと高いところからスケートリンクを見下すだけになってしまうのですが、この広いところに、天まで続いてそうな長ぁぁぁい階段があります。
この階段、マジで長いので体力に自信のない方にはあまりオススメしません。というか登ってもいいんですけど、途中途中にある休憩スペースで休み休みゆっくり登ってください。太もも大爆発必至です。体力のない僕が登ってみて言っているので間違いありません。
が、しかぁし!登りきった頂上からの景色はサイコーでした。
シムブラクスキー場への行き方
シムブラクスキー場とは、アルマトイにある中央アジアの一大スキーリゾート。そして、ここには、一気に標高3,200mのスキー場の頂上TALGAR PASSというところまで連れて行ってくれるロープウェイがあるらしい。僕はウインタースポーツをしないタイプの人間だけども、高いところには登りたい人なので、標高3,200mのスキー場頂上にロープウェイで行けると聞けば行ってしまいます。アホですね。
ロープウェイのチケットを買う
ということで、メデウのスケートリンクから徒歩で5分少々下ってきて、シムブラクスキー場へと伸びるメデウのロープウェイの乗り場へ向かいます。
そして階段を上がってチケット売り場でチケットを買いましょう。ロシア語圏のチケット売り場はとにかく「KACCA」の文字が目印です。クレジットカード対応です。
チケットにはいくつか種類がありますが、標高3,200mの地点に行く場合は、下の写真の料金表のうち、最左列の下から3つめの5,000テンゲのもの(2024年10月現在は6,500テンゲに値上がりしています)を買いましょう。
チケット売り場の係員には「Round-Trip to Top」で伝わります。
このチケットには、このメデウからシムブラクスキー場のベース駅までのゴンドラ(Gondola)と、ベース駅から3,200mの地点までの2つのゴンドラ(Combi-1, Combi-2)、ベース駅からスキー場の中腹にあるLa Skalaというレストランまでのリフト(KKD4)の往復乗車券が含まれています。
5,000テンゲのチケットの下に、ほぼ同じ内容で6,000テンゲのチケットもありますが、これは、メデウからスキー場のベース駅まで、床もガラス張りにした360度ビューのスペシャルなゴンドラに乗れるチケットだそう。
ただ、実際にスペシャルなゴンドラが走っているのかも不明でしたし、乗り場でチケットを見て乗客を振り分けている様子もなく本当にスペシャルなゴンドラに乗れるように手配してくれるのかも不明だったので、買わなくていいと思います。
チケットはこんな感じのペラペラなものなので、帰りまでなくさないように!
チケット売り場はクレジットカード対応
頂上までの往復は「Round-Trip to Top」で伝わる
頂上までの往復券は6,500テンゲ(2024年10月現在)
最新の料金は、シムブラクスキー場の公式サイトで確認してみてね!
ロープウェイを3本乗り継ぐ
標高3,200mの地点へは、ロープウェイを3本乗り継いで行きます。まずは1本目(Gondola)、チケット売り場から振り返ったところに乗り場があります。乗り場がだいぶカオスですが、順番が来るまで耐えましょう。ゴンドラは8人乗りですが、僕みたいなボッチ様は、7人だけ乗ってるような、半端に1席だけ空いたようなゴンドラにお邪魔させて貰えば、割と早く乗れます。現地の人も全然並ぶ気がないので、こちらも多少図々しくても許容されます。空席を見つけたら遠慮せずグイグイ乗り込んでやりましょう。
このロープウェイに揺られること15分くらいだったでしょうか、シムブラクスキー場のベース駅に到着します。ここはスキー場のベース駅だけあって、レストランやスキースクールなど色々な施設があるのでとても賑わっています。この地点で標高はすでに2,295mです。
ベース駅で1本目のロープウェイを降りたら、すぐ向かいに2本目のロープウェイ(Combi−1)の乗り場があります。下の写真だと、中央やや右の茶色い三角屋根のところ、でっかくNOBELと書かれた看板のところです。
2本目のロープウェイに揺られること今度は約10分で標高2,831mのところにある乗り継ぎ駅に到着します。ここにはベース駅とは打って変わって何もないので、そそくさと3本目のロープウェイに乗りましょう。3本目のロープウェイの乗り場は、乗り継ぎ駅を出て右へUターンするカタチで進んだところにあります。足元がめっちゃ泥んこなので滑らないように気をつけて。
3本目のロープウェイに揺られること約15分で、スキー場の頂上である標高3,200mの地点TALGAR PASSというところに到着します。ロープウェイを乗り継いで1時間くらいで富士山の8合目くらいにあたる、標高3,200mの地点に一気に来てしまいます。
スキー場の頂上なので、特に何があるわけでもないのですが、景色と寒さを楽しみましょう。
ちなみに、一気に標高3,200mもの地点まで上がるので高山病のリスクもあります。帰りのロープウェイの中で、たぶん高山病とロープウェイ酔いでゲロってる小さい子もいました。
僕は特別な訓練を受けていましたので特に具合を悪くするようなことはありませんでしたが、実際に標高3,200mの地点まで行こうとする場合には、ご自身の体調とよく相談してからになさってくださいね。
メデウからの帰り
さあ、メデウとスキー場を楽しんだので、帰りたいと思います。もちろん帰りも12番のバスで帰るのですが、ひとつ注意喚起。帰りのバスも夕方は激混みです。まじで身動き取れませんでした。
メデウのスケートリンク前の始発地点から乗った時点ではガラガラだったので、「お、帰りはこんなもんか」と余裕をかましていたのですが、バスがロープウェイ乗り場前のバス停でドアを開けると、雪崩のようにお客さんが大量に車内に押し込まれてきます。
僕、始発地点で乗ったときには、座れこそしなかったものの、バス車両の中間にあるドアの対面の、席も何もない窓側に立っていたんですけど、最終的にはどんどん追いやられて、バスの後輪の上あたりに立っていました。
じゃあ始発で座れば揉みくちゃにされずに済むんじゃない?とも思いますが、これだと降りたい場所でスッと降りれないリスクが。(いや、立ってても降りたい場所で降りれなかったんですけどね)
というわけなので、帰りのバスも時間帯によっては激混みだよっていうことを頭の片隅に置いておいていただければいいのかなと思いますで。
まとめ
という感じで、メデウとシムブラクスキー場について簡単に紹介してきました。
- メデウへは街中から12番バスに乗って終点まで
- シムブラクスキー場へはメデウのスケートリンクから程近いロープウェイ乗り場からロープウェイに乗る
- ロープウェイでスキー場の頂上までは往復6,500テンゲ(2024年10月現在)
- ロープウェイのチケットはクレジットカードで購入可
- 雄大な景色を楽しめ
以上です!
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