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【エストニア】世界遺産にも登録されている首都タリンの旧市街をぶらぶらしてみよう

こんにちは、ぷんたろうです。

今回の記事では、バルト三国のうち最も北に位置するエストニアの首都タリンの旧市街の街歩きの様子をお伝えしていきます。

タリンには、このブログを始める前の2017年の4月にも一度訪れたことがあって、今回は2回目の訪問です。

(あのーですね、この記事を書いているのは2026年の5月なのですが、実際に2回目の訪問をしたのは2024年なんです。なんか…ずいぶん時間が経ってしまって…なんだかすみません、新鮮な記事じゃなくて。笑)

2017年当時の写真と比較なんかもしながら街の様子をお伝えできればと思いますので、ご興味があればどうぞ最後までお付き合いくださいまし。

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エストニア?タリン?

まずですね、エストニアと言われてパッと「あぁ、あそこね」と思い浮かぶ方も多くはないと思いますので、簡単に説明申し上げますね。

バルト三国と言われる小国3つ(エストニア、ラトビア、リトアニア)のうち、記事の冒頭にも書いたように、最も北に位置する国です。旧ソ連構成国の一つでもありました。

エストニア国旗

外務省の情報によると、人口は2023年1月現在で約45万人、首都はタリン、通貨はユーロです。EU加盟国でシェンゲン協定圏内なので、周辺のフィンランドやラトビア、スウェーデン、デンマークといった同じくシェンゲン協定を結ぶ国々からはパスポートコントロールなしで入国できます。

首都タリンの旧市街は世界遺産にも登録されており、中世ヨーロッパの街並みを垣間見ることができます。

旧ソ連構成国だったこともあってか、意外にも無宗教者が約6割を占め、次いでロシア正教信仰者が約2割、ルター派プロテスタントが約1割、残りはその他といった感じです。

エストニア語が公用語で、「ありがとう」は「アイタ!」です。覚えやすいですね。

IT先進国として有名で、1996年ごろからIT政策が本格化し、2000年代初頭にはe-Taxを導入したり、日本でいうマイナンバーカードを導入したり。2005年に電子投票システムを世界で初めて導入したり。

最近マイクロソフトのTeamsに集約されてサービスが終了してしまいましたが、Skype(スカイプ)というインターネットテレビ通話アプリをみなさんは覚えていらっしゃいますかな?あれも実はエストニアの企業が開発したシステムでした。

治安もすこぶる良くて、街歩き中に危ない思いをしたことは全くありませんでした。物価もヨーロッパの中では控えめで、それゆえにフィンランドからフェリーに乗ってわざわざ買い物に来る人もいるのだとか。

エストニアとはこんな感じの国です。

なので、僕は最近、「海外に行ったことがないんだけど、初海外で行くならどこがいい?」と聞かれると、しっかり海外感を味わえて物価に辟易することなく、そこそこ英語も通じ、治安も良く街が綺麗なので、エストニアがいいよと答えています。

エストニアは…
首都タリン
通貨はユーロ
EUとシェンゲン協定に加盟
ありがとうは「アイタ」

タリン旧市街へのアクセス

さて、そんなエストニアの首都タリン、その中でも特に世界遺産に登録されている旧市街が、観光の目玉になるかと思いますが、旧市街へのアクセスを簡単に紹介しておきますね。

冒頭にも書いたように僕は、2017年と今回2024年の2回来たわけですが、2017年はフィンランドのヘルシンキから空路で、今回はヘルシンキからフェリーでタリンにやってきました。

ヘルシンキからは飛行機で25分、海路だと2時間半ほどの所要時間です。

2017年に来た時はタリンと隣国ラトビアが旅の目的地だったので、日本から飛行機でヘルシンキに来て乗り継いで飛行機でタリン入りしたわけですが、今回はノリと勢いでタリンに来ることを決めたのでヘルシンキの市街地からフェリーで来ました。

タリン空港から

タリン空港から旧市街へは路線バスが出ています。2番15番のバスで旧市街方面に行くことができます。

2番のバスは旧市街の西側を回り込んで旧市街の北側にあるタリン駅(Balti Jaam)を終点としています。(下のスクショで”タ”のあたりが旧市街)

2番バスのルート

一方の15番のバスは旧市街の南東にあるEstoniaというバス停を終点としています。

15番バスのルート

チケットはオンラインで購入(公式サイトへ)したり、空港の到着ロビーにある券売機で紙のものを購入したりできます。どちらもQRコード式なのでバス車内の運転席近くにあるリーダーに読み込ませることで有効化します。

バスチケット券売機
https://www.cestee.com/airport/tallinn-tll/transport#google_vignette

また、クレジットカードのタッチ決済にも対応している他、ApplePayによるクレジットカードタッチ決済にも対応しているようです(いずれもVISAかMaster)。最近はみんなこちらが主流でしょうかね。僕も最近は国内外を問わずApplePayによるクレジットカードのタッチ決済を利用することが増えてきました。

バス車内のチケット・カードリーダー
https://www.tallinn.ee/en/news/tallinn-public-transport-introduces-new-ticket-purchase-method

ちなみに運転手は車内でチケットを販売しないそうなので、必ず事前にチケットを買うか、クレジットカードを用意するかしておきましょう。

ちなみに、タリンにしばらく滞在して公共交通機関を多用するよという方のために、Tallin Cardという観光客向けのカードや公共交通機関ようのSmart Card(SuicaとかPASMOみたいなもの)もあるようですが、本記事では割愛しますね。

タリンフェリーターミナルから

ヘルシンキからフェリーに乗ってタリンにやってくると、タリンのフェリーターミナル”D”に到着します。タリンのフェリーターミナルからタリン旧市街へは、歩いて行ける距離です。Googleマップで徒歩ルートを検索すると25分と出ますけど、僕が歩きながら撮った写真の時間を辿っていくと、フェリーターミナルで撮った写真と旧市街で最初に撮った写真との時間差が16分ほどだったので、みなさんもフェリーターミナルから概ね20分もあれば旧市街にたどり着くでしょう。

道も決して複雑ではなく、事前にGoogleマップなどでフェリーターミナルから旧市街への大まかな道を頭に入れておけば、歩いているとそのうち旧市街にぶつかります。

ちなみに、ヘルシンキからタリンへのフェリーに関しては前回の記事でも書いていますので、よければ参考にされてくださいね。

タリンへのフェリーに関する記事はコチラ

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旧市街を散策しよう

さて、お待ちかね、旧市街の散策に行きましょう。順番テキトー(なんとなく旧市街南西、トームペアから時計回り)に観光スポットを紹介していきます。(日帰りで訪れたこの日はもう陽が暮れて暗くなってしまったので、2017年に撮った古いけど明るい時間の写真も使いながら紹介しますね。)

のっぽのヘルマンとトームペア城

旧市街に代々の支配者たちが住んだトームペア城がそびえ、その南側を守るのがのっぽのヘルマンという塔です。

支配者が代わるたびに改築され、現在の姿になったのは18世紀後半なのだそう。今も政府機関や国の議会が一部城内に残っているとのことで、通常は内部見学ができないのだとか。

のっぽのヘルマン(2024年)
のっぽのヘルマン(2017年)
トームペア城(2024年)

アレクサンドルネフスキー大聖堂

1901年に帝政ロシアによて建てられたロシア正教の教会。タリンの街並みには少々そぐわないため、エストニアが独立した当時、移築の計画もあったそうだが、叶わなかったとこのこと。エストニア人としてはロシアにはあまり好感を持っていないため、議会のすぐ目の前にロシア正教教会が建っているのもあまりいい気がしないのだとか。

アレクサンドルネフスキー大聖堂(2024年)
アレクサンドルネフスキー大聖堂(2017年)

キーク・イン・デ・キョク

トームペア南端に聳える49メートルの塔。15世紀末に町の防御のために建てられ、16世紀初めに補強され今に至る。外壁には9つの砲弾が埋め込まれている。

キーク・イン・デ・キョク(2024年)

キーク・イン・デ・キョクとは低地ドイツ語で「台所をのぞけ」という意味で、かつてこの塔からは下町の家々の台所の様子が手に取るように見えたのだとか。

展望台

旧市街を一望できる展望台。”タリンと言えば”的なアングルから街を見渡せる。2024年は日没後の雪景色の街並みだけど、2017年に撮った写真は赤い屋根の街並みがいい感じでしょ?

展望台からのタリン旧市街(2024年)
展望台からのタリン旧市街(2017年)

太っちょマルガレータ

街の出入り口を守るために1592年に建てられた砲塔で、直径24メートル、壁の厚さは4.7メートルもあるのだとか。砲弾が発射されなくなってからは、倉庫や兵舎、監獄としても使われ、1917年のロシア革命の混乱下では火災消失したが、その後復元され、現在は海洋博物館となっている。

太っちょマルガレータ(2024年)
太っちょマルガレータ(2017年)

ちなみにマルガレータは、監獄として使われていた当時に囚人の食事を切り盛りしていた女将さんの名前なんだとか。

三人姉妹

15世紀に建てられた住宅の集合体で、美しい装飾の正面の壁面が女性的な雰囲気をもつことから三人姉妹と呼ばれているとのこと。

三人姉妹(2017年)

聖オレフ教会

ノルウェーの聖人王を祀る教会で、15世紀に改築が行われたり何度か雷に打たれて焼け落ちたのち、現在の姿に落ち着いたのは1840年とのこと。塔の高さは124メートルあり、旧市街で最も高い建物。

聖オレフ教会(2024年ピンボケVer.)

教会の名にあるオレフとは建設に関わった巨人の名前なんだとか。もちろん伝説の人物。

オレフは自分の名前を隠し、市民たっての希望であった世界一高い塔の教会建設の仕事を、莫大な報酬を条件に引き受けたが、もし完成までに市民が彼の名前を知ることができたら、報酬は1ペニーでいいよという条件もついていた。

それゆえ市民は手を尽くして彼の名前を探り、ついには彼に家を突き止め、そして奥さんが歌う子守唄から彼の名前がオレフであることを突き止めた。

教会が完成を目前に控えた頃、オレフは塔の上の十字架を取り付ける仕事に取り掛かっていたが、そこへ市民が「オレフ、十字架が傾いてるぞ!」と叫んだらしい。するとオレフは名前バレしたショックからよろめき、足場を踏み外して塔から落下。地面に打ち付けられたオレフの口からはヒキガエルと蛇が1匹ずつ飛び出し、オレフは石になってしまった。

これを哀れんだ市民たちによって、この教会はオレフという名前が冠されることになったのだとか。

ちなみに、教会の東側外壁には、オレフの石像が横たわっている。

聖オレフ教会東側外壁に横たわるオレフの石像(2017年)

ラエコヤ広場と旧市庁舎、市議会薬局

ラエコヤ広場はデンマーク人に占領される以前から市場としてあった広場で、商品売買や結婚式の行進、そして罪人の処刑まで行われたのだとか。

ラエコヤ広場(2024年)

旧市庁舎は、14世紀半ばに建てられ、今では北ヨーロッパに残る唯一のゴシック様式の市庁舎だそう。65メートルの塔の上にはタリンのシンボル的存在であるトーマスおじいさんが町を見下ろし続けている。市庁舎内部有料だけど見学できるぞ。(入ればよかったなぁ)

旧市庁舎(2017年)

ラエコヤ広場の北東端には市議会薬局がある。現在も薬局として営業していて、現役の薬局としてはヨーロッパで最も古い薬局のひとつ。主人を1580年から10代務めたブルヒャルト家は、ロシアのピョートル大帝の死の床にも呼ばれたのだとか。この看板はどんな旅行ガイドにも必ず登場するほど有名だ。

市議会薬局(2024年)

ヴィル門

旧市街のメインストリート、ヴィル通りの入り口に聳える門で、旧市街の東に位置する。さすがはメインストリートだけあって人通りが多い。

ヴィル門(2024年)

聖ニコラス教会

船乗りの守護聖人ニコラスに捧げられ13世紀前半に建てられた教会。要塞としての機能も持っていたが、1944年のソ連による空襲で破壊されたため、オリジナルの内装は残っていないのだそう。今はパイプオルガンのコンサートホールと博物館として使われている。

聖ニコラス教会(2017年)

城壁

タリンの防衛のため、13世紀前半に造られて以来、14世紀から16世紀にかけて補強や増築が繰り返された。かつて2.5キロメートルあった城壁のうち、現存するのは1.85キロメートルほど。旧市街東側と北側に残る城壁は当時の姿をよく留めているほか、西側のトームペアの麓にも少し残っている。

アレクサンドルネフスキー大聖堂の裏から坂道を下って城壁をくぐったところはデンマーク王の庭であり、ここに佇む顔の彫られていない3人の修道士像も有名だ。

城壁と修道士像(2024年ブレブレVer.)
城壁と修道士像(2017年)
旧市街北西の修道院門と城壁(2017年)

ワバドゥセ広場(自由広場)

旧市街の南に位置する広場。エストニア独立戦争戦勝記念碑が建つ。旧市街とは違い近代的な様相を呈している。

ワバドゥセ広場(2017年)

友好の桜

ワバドゥセ広場から西側(トームペア方向)にすこし登ったところに、日本とエストニアの友好の証である桜が銘板とともに植えられている。

2024年訪問時は雪に埋もれていて気付かず通り過ぎてしまったよ。

友好の桜(2017年)
友好の桜の碑(2017年)

その他

下の写真のオルデハンザというレストランは2017年に訪問したときにもあった。当時はコスプレした店員が店の外で観光客をしきりに呼び込んでいたが、2024年訪問時は冬だったからか、その姿はなかった。一人で入るには結構勇気のいる感じのお店だったので2017年も2024年も入っていないけど、7年ぶりに訪れても変わらず営業していてくれて、なんだか嬉しくなってしまった。

オルデハンザ(2024年)

聖ニコラス教会近く、ツーリストインフォメーションの斜向かいの角にある本屋さんもまた、2017年当時と変わらずに営業していて、嬉しくなってしまった。

角の本屋さん(2017年)

一方で、2017年当時、聖ニコラス教会の真正面にあった名前もわからないレストランに、すんごい優しそうな客引きのお兄ちゃんに呼び込まれて昼食を食べに入ったんだけども、そのレストランは残念ながら閉業してしまっていた。あのお兄ちゃんは元気にしているかな…(最近は彼のFacebookも更新されないのよね。)

下の写真が、そのレストランが入っていたところなんだけど、窓の上にかすかに「Pizza」とか文字が残されていたから、つい最近までは営業していたんじゃないかなと。

2017年当時お昼を食べたレストラン(2024年)

最後に

以上、タリン旧市街の街の様子をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか。

世界遺産に登録された旧市街はとてもコンパクトなので、僕みたいに建物の外観を写真に収めながら歩くだけでも楽しめますし、もう少しじっくりタリンを知りたいよという人は博物館に入ったり展望台に登ったりするのもいいでしょう。

治安もよく物価もヨーロッパの中では控えめ、隣国のフィンランドからはアクセスも良好で、中世ヨーロッパの雰囲気、異国感をしっかり味わえる国でもあるので、初めての海外旅行にも個人的にはおすすめしています。

ぜひみなさんも旅先の候補地としてエストニア・タリンを検討してみてくださいね!(僕も記事を書きながら写真を見ていたらまた行きたくなっちまったぜ)

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